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【天皇賞(秋)】「全能力で走ったことがない」ダノンプレミアム、巻き返しの秘策とは!?
2019/10/23(水)
23日、天皇賞(秋)の追い切りが栗東トレセンで行われた。
前走安田記念16着のダノンプレミアム(牡4、栗東・中内田厩舎)はCWで最終調整。6F81.9-66.0-51.1-37.3-12.0秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での中内田充正調教師、そして川田将雅騎手のコメントは以下のとおり。
【中内田充正調教師のコメント】
(安田記念を振り返って)ダノンプレミアムの走りができなかったので、みんなには申し訳ない気持ちで一杯です。
(レース後のダメージ)馬体の異常もありましたし、歩様の乱れもありましたので、その辺をしっかりとケアしました。
(春の時点での成長)3歳から4歳になった体になってましたし、心身ともに成長してくれてたかなとは思っています。
(安田記念のくやしさ)それも競馬かなというところですね。
(安田記念~天皇賞へのこれまでの過程)安田記念の後、1カ月半くらい厩舎に置いておいて、歩様等を確認しながら状態を戻してから無事を確認して放牧に一旦出して体を休めて、それから立ち上げて来た感じですね。
(帰厩した際の第一印象)夏場もずっと馬を見てましたので、順調に来ているなという感じですね。
(調教を積み天皇賞を迎えるまでの過程) いたって順調と言える喜びですかね。
(1週前の併せ馬の狙い)競馬も近いですし、ペースメーカーと併せてちょっと負荷をかけるような感じでした。
(その時点での評価) 順調に来ているなという感じですね。
(最終追い切りでの指示)先週と同じような感じで、もう一回少し負荷をかけておきたいなという雰囲気でしたので、しっかり負荷をかけられたかなとは思っています。
(全体としての満足度)これがいい方向に出れば満足とは言えるんですけどね、その辺は結果を見てからで。
(東京2000mの印象) まだ走ったことはありませんが、上手に立ち回ってくれれば。
(1600mと2000mではどちらがベターか)どうでしょう、両方こなしてくれるので。1600mでも2000mでも上手に走ってくれるタイプの馬だとは思っています。
(秋を迎えた現時点での成長度合い) そこまで目に見えた大きな変化はありませんが、成長したプレミアムを競馬で見られればと思っています。
(強敵揃いだが) すごいレースになりそうですね。
(勝つためにはどういったところを見出していけばいいか)ウチ等にできることは、良い状態で馬を出走させるということだけですので、あとは馬券を買う人にとって楽しんでもらえればと思っています。
(東京芝2000mの注目点) 無事を祈るだけです。
(レースに向けての抱負)すごいレースになりそうですが、そのうちの1頭がウチの馬ということで頑張ります。素晴らしいレースを披露できればと思っていますので、ぜひ競馬場に足を運んで応援よろしくお願いします。
【川田将雅騎手のコメント】
(最終追い切りについて)ある程度しっかりやろうということで、それ通りの内容で追えることができたんじゃないかなと思います。
(直線で僚馬を引き離した時の反応・乗り心地)悪くはなかったですけど、今日はCコースがあまりにも重たいので、全体的にこの馬に限らず、良さを感じにくい馬場状態かなと思います。
(そのなかでもさすがと思わせる部分)十分しっかりと動けていたなと思います。
(先週からの変化)先週はまだ少し余裕があったので、週末も追い切りをこなしながら、その分今日は先週よりも良い内容で、追えることができたんじゃないかと思います。
(仕上がりの満足度)良い状態でレースに向かえるんじゃないかと思います。
(春からの変化) 大きな変化は特にないです。
(3歳時と比べて変わったなと思わせた部分)元が素晴らしい馬ですからそれほど大きい変化はしていませんが、全体的にしっかりしたなという印象は受けましたが、安田記念に関して言えば、スタートのアクシデントでその後ずっと体をかばいながら走るような感じを僕自身は感じました。
しかしそのまま進めないまま競馬が進んでいったような形だったので、直線も全く進むことができなかったので、ゴール後大事を取って止めることを選択したんですけど。それを思えば大事に至らずこの秋無事に天皇賞に向かえたというのは、不幸中の幸いだなと思っています。
(その辺りのショックは全く感じさせないか)調教の段階においては分からないですね。
(1600mと2000mについて)距離的には1600mでも2000mでも上手にこなすことはできますが、2000mまでが一番この馬のポテンシャルが発揮できる舞台なんだろうとは思います。
(東京芝2000mで気を付けるところ)枠順によっては大きな差が出るコース形態ではあるので、あとはもう何よりリズム良く能力が発揮できる競馬ができればと思います。
(枠順の希望) 言ったところでその通りにはならないので。
(これまで不利があったりだが、運という面について)G1で一度も全能力で走ったことがない馬なので、何よりこの馬の能力を全て発揮した結果、どういう結果が出るのかを見たいというのが個人的な感想でもあります。
(それだけの能力を持っている馬ということか)はい。
(メンバー構成を見て)もちろんアーモンドアイとまた戦えることは有難いことと思いますし、サートゥルナーリア、それ以外にもたくさん有力馬がいますから、天皇賞にふさわしいメンバーだと思いますし、その中でプレミアムが全力の競馬ができるように、そういうレースができればと思っています。
(レースに向けての抱負)無事に能力を発揮した結果、どういう結果が得られるのか、楽しみにしてもらえたらなと思います。
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