トピックスTopics
【コックスプレート】リスグラシュー矢作師の執念、伝統の豪G1制覇に燃える理由とは…
2019/10/24(木)

26日(土)、オーストラリアの中距離ビッグレースの1つ、コックスプレート(日本時間14時55分発走)が行われる。
このレースに熱い想いを持って挑戦するのが、リスグラシュー(牝5、栗東・矢作厩舎)を管理する矢作芳人調教師だ。
1980年代初頭、コックスプレート3連覇などG1を14勝、オーストラリア競馬で殿堂入りした名馬キングストンタウンの全盛期、オーストラリアに留学していたのが若き日の矢作調教師だった。「キングストンタウンを初めて見て、そこから"いつかは帰ってきたい"、そう思っていたので、感激しています」と、師は喜びの表情を浮かべる。
今年コックスプレートに送り込むのは、宝塚記念を勝った女傑・リスグラシュー。先週メールドグラースがコーフィールドCを制したことで、現地の注目度は更に増しているが、「プレッシャーがかかっていますね。日本のファンの期待を感じています。滞在しているウェリビー競馬場での調整は難しいと思いましたが、想像以上に馬の学習能力が高くて、とてもいい状態だと思います」と、手応えは十分。

15番枠を引いた矢作調教師
決戦の舞台となるムーニーバレー競馬場はスタート後、1コーナーまでの距離が短い。外から馬が殺到することから、内枠の馬は不利になりやすいコースの一つだ。その中で、リスグラシューの引いた枠順は『15』。これについて指揮官は「内よりはいいと思います。ジョッキーが内は嫌と言っていましたので、8くらいを引きたいと思ったのですが、そうは思ったようにいかないですね(笑)
ゲートさえ出れば前の方じゃないですか。あとはゲートだけですね。ゲートボーイを付けるので出るとは思いますが、この馬の不安は常にそこなので。ただ強ければ勝てるんじゃないかと思っています」と笑う。
「37年前から、このレースに対して凄く詰まったものが自分の中にはあります。リスグラシューが走ることによって、より一層コックスプレートに興味を持ってもらいたいと思います」。そう話す指揮官の悲願が、週末のリスグラシューで達成されるかどうかに注目が集まる。

関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/10/6(月) 【凱旋門賞】フランス馬ダリズがG1初制覇!日本馬の夢は持ち越しに
- 2025/10/5(日) 【毎日王冠】"不屈の帝王"のDNA!レーベンスティールが復活の重賞4勝目!
- 2025/10/5(日) 【京都大賞典】ほんまにディープは京都がお好き。ディープモンスターが初重賞V!
- 2025/10/6(月) 【2歳馬情報】世界最強馬イクイノックスの全妹など良血馬がデビュー!
- 2025/10/5(日) 【毎日王冠】本命党歓喜のレース!過去5年で連対100%の黄金データ!
- 2025/10/4(土) 【凱旋門賞】ロンシャンの空に、今度こそ日の丸を。日本競馬が追い続ける夢
- 2025/10/4(土) 【京都大賞典】もう「善戦マン」とは言わせない!勝ちきれない日々に終止符を
- 2025/10/4(土) 【毎日王冠】秋の大一番へ向けた伝統の一戦、大きく育った者が美酒を浴びる!