【JBCスプリント】ベテラン・ブルドッグボスがコパノキッキング藤田菜七子騎手競り落とし優勝!

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11月4日(月)、浦和競馬場9Rで行われた第19回JBCスプリント(Jpn1)(3歳上 定量 1着賞金6000万円 ダート1400m)は、御神本訓史騎手騎乗の6番人気・ブルドッグボス(牡7、浦和・小久保智厩舎)が道中中団につけると、ハイペースに乗じて進出。直線ではコパノキッキングとの競り合いを制して優勝した。勝ちタイムは1:24.9(重)。

2着にクビ差で2番人気・コパノキッキング(セ4、栗東・村山厩舎)、3着には3馬身差で11番人気・トロヴァオ(牡6、大井・荒山勝徳厩舎)が続いた。

勝ったブルドッグボスは父ダイワメジャー、母リファールカンヌ、母の父デインヒル。女傑シーキングザパールらと同じ一族出身。

14年秋に栗東・西浦厩舎からデビューすると安定感あるレース振りで出世を重ね、オープン特別3勝を挙げる活躍を見せた。17年に南関競馬へ転入。交流重賞クラスターCで重賞初勝利を果たし、今回が通算11勝目。G1は初制覇となった。

馬主はHim Rock Racing HD、生産者は浦河町の鮫川啓一氏。

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1着 ブルドッグボス(御神本訓史騎手)
「地方馬がなかなか勝てない中で結果を出せて良かったです。僕の馬も周りもいいスタートでした。ペースがかなり速くて、1コーナーでもう1度ペースが上がった時には"大丈夫か?"と思うほどの速さ。それでも4コーナーでは余裕がありましたし相手の伸びがあんまりだったので"行けそうだ"と手応えはありました。また地方馬で勝てるように頑張ります」

1着 ブルドッグボス(小久保智調教師)
「まだ実感がわかないですね。直線は流石に力が入りました。春先は道営で調整してもらってここが最大目標でした。まだまだ上のステップでもやれる馬です」

2着 コパノキッキング(藤田菜七子騎手)
「とても悔しいです。チャンスのある馬に乗せていただいて、勝てなくて悔しいです。メンバー構成を見て番手につける形は考えていました。

ゲートで待たされてもしっかり出てくれましたし、手応えも抜群。向正面では自分からハミを取るような走りだったので邪魔しないように。デキは前回よりも良かったですし、ナイターじゃない分か、落ち着きもありした」

5着 ノブワイルド(左海誠二騎手)
「自分のレースはできました。抜群のスタートでしたが、あれだけ突かれると苦しいですね。ゴール板を過ぎて、隊列ができたと思ったのですが、また脚を使わされてしまいました。

自分の競馬をして5着ですし、これだけ強い競馬をしてくれたので、力はあります。またどこかで大きなタイトルを狙いたいです」

6着 ミスターメロディ(福永祐一騎手)
「久々のダートスタートでもスタートは出てくれました。前が飛ばしてくれて、悪くない形だなと思いました。向こう正面で外に出して、コパノキッキングを射程圏に入れたものの、3コーナーから手応えが怪しくなり、最後は脚が上がってしまいました。コンディションはこの秋でも一番だと思ったほどです。

やっぱりコーナー4つの競馬や、地方競馬の中でも特にトリッキーなコースに戸惑ったのかもしれません。競馬に乗っている分ではそう感じさせなかったのですが、馬はよく反応してくれたのですが…」

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