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【中山記念】この人気で買えるの?開幕週も枠順も絶好なのにオイシイ馬!
2020/2/29(土)
今年緒戦に臨むインディチャンプ
先週のフェブラリーSでは本命馬に指名したモズアスコットが快勝!テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さんが、メンバー構成などから展開を描き、プロの視点で"未来予想図"をつくります!
今週は中山記念(G2、中山芝1800m)。展開面での攻略ポイントはこの2つ!
<1>2番手以下のペース
<2>インで溜められる馬
ここは⑥マルターズアポジーが迷わず逃げます。抑えても仕方がないので、1頭で飛ばしていくでしょう。2番手以下は離れた位置で、スローペース~平均ペースになると思います。
<スタンド前>
⑥↑
↑
↑
①↑
⑧④↑
↑
⑦③↑
↑
⑨⑤②↑
コーナーが4つある中山芝1800mは距離ロスを減らし、内で脚を溜めることができる馬がとにかく有利です。開幕週で良馬場となれば、なおさらです。
⑦ラッキーライラックは近2走が2200m以上、おまけにトビが大きい馬なので、1800mだと序盤は前に行けないと思います。ペースが遅い場合、向正面で展開を動かす可能性があるのはこの馬だと見ています。
<直線入口>
⑥↑
⑧① ↑
⑦ ③ ↑
↑
⑤ ④↑
↑
⑨ ②↑
全盛期の力はない⑥マルターズアポジーは早々に脱落するでしょう。そうなると、直線は決め手比べになります。道中どれだけ脚を溜めてきたかが結果を左右します。
<ゴール前>
① ↑
↑
⑧③ ↑
⑦ ↑
↑
⑤ ④↑
絶好枠を引き当てた①インディチャンプは、コースロスなくギリギリまで脚を溜めることができそう。決め手比べになった時の末脚は、このメンバーでは抜けています。東京と京都のマイルG1を勝っている馬が、より脚の溜めやすい中山1800mで走るわけですからね。
この馬に内で脚を溜められたら、外を回ってくる馬はとても太刀打ちできません。ラッキーライラックなどが中盤で動き出したとしても、釣られずジッとしていれば良いわけですからね。他が苦しむ分、かえって好都合な展開でしょう。
抑えの利く馬ですので、1800mで連対したことがない点で軽視されるようでしたらオイシイのではないでしょうか。
本命候補:①インディチャンプ
◆吉沢 宗一 Soichi Yoshizawa
1951年2月8日生まれ。山形県出身。1972年に佐藤正二厩舎所属で騎手デビュー。1995年に引退し、翌1996年春からテレビ東京の競馬中継で解説デビュー。2019年12月末に卒業。思い出のレースは1985年に3歳牝馬(当時4歳)で初めて関屋記念を勝利したタカラスチール。「勝たなくちゃいけないレースだった。1番人気に応えられたのが嬉しかったな」。公式twitterアカウント→@souichi_0208
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