【フィリーズレビュー】馬券のふしぎ発見!前走を見るだけで買える馬がいる!

初重賞制覇を狙うヤマカツマーメイド

初重賞制覇を狙うヤマカツマーメイド


2年続けて1番人気馬が掲示板を外しているフィリーズレビュー(G2、阪神芝1400m)。昨年はノーワン(12人気)とプールヴィル(3人気)が1位同着になったように、毎年波乱含みの大混戦です。

同じ桜花賞トライアルでも、チューリップ賞は荒れるイメージはないでしょう。フィリーズレビューは1400m戦なので、短距離組とマイル組が入り混じります。前走の距離別成績を見てください。

▼フィリーズRの前走距離別成績(過去10年)
1200m[0-0-0-29]複勝率0%
1400m[4-3-5-54]複勝率18.2%
1600m[7-6-5-54]複勝率25%

前走で1200m戦を使ってきた「短距離組」は過去10年で1頭も馬券に絡んでいません。大不振の理由として、短距離でスピードを武器に逃げ・先行で押し切っていたタイプ馬が多く出てきて、道中のペースが速くなるからと考えられます。

事実、2017年は前半3ハロンが33秒5。18年は同33秒7と芝1200m戦並みの超ハイペースになりました。稍重で行われた19年も前半3ハロンが34秒9の前傾ラップとなっており、スプリンターでは息切れしてしまうのです。

対照的に好成績を残しているのが、前走で1600m戦を使われた馬。単純にベタ買いしても4回に1回は3着以内に来ています。これは厳しい流れでゴール前の持久力比べになり、前走で長い距離を走った経験が有利となる証明といえるでしょう。

前走1600m組でも「掲示板に載っていた馬」に限定すると[5-5-3-16]で勝率17.2%、連対率34.5%、複勝率44.8%まで成績が急上昇します。

今年該当するのはエーポス(前走エルフィンS4着)、ソーユーフォリア(前走フェアリーS5着)、ナイントゥファイブ(前走万両賞4着)、ヤマカツマーメイド(前走阪神JF5着)。どんな形であれ押さえておいて損はありません!

【ヤマカツマーメイド 池添騎手】
「先週と同様に併せ馬で追い切りました。先行馬を見ながらの予定でしたが、テンからペースが速くなって。ただ、それでも先週より力みはマシだったし、身のこなしも良くなっていました。距離、阪神コースというのも問題ない。ここでいい結果を出して桜花賞へ向かっていきたいです」