バブルガムフェローが肺炎で死去、史上初の3歳天皇賞馬

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96年の第114回天皇賞(秋)を優勝し、現役引退後はブリーダーズスタリオンステーションや社台スタリオンステーションにおいて種牡馬として供用されていたバブルガムフェロー(牡17)は、4月26日(月)ブリーダーズスタリオンステーション(北海道沙流郡日高町)で肺炎のため死亡した事が発表された。

バブルガムフェローは、95年に2歳新馬戦(当時の年齢表記は3歳)でデビューすると、デビュー戦こそ3着に終わったが、3連勝で暮れの朝日杯FS(GⅠ)を優勝。翌年の3歳春はスプリングSを制したものの、皐月賞前に骨折が発覚して、皐月賞・ダービーは未出走。
しかし、秋には毎日王冠で3着に健闘すると、距離適性を考慮して菊花賞には向かわず、天皇賞(秋)で、マヤノトップガンらを降して3歳ながら優勝。その後も鳴尾記念(GⅡ)、毎日王冠(GⅡ)を制したが、97年のジャパンカップ(GⅠ)がラストラン(3着)となった。

引退後は03年より社台スタリオンステーションで繋養され、04年からはブリーダーズスタリオンステーションに移動。昨年の京成杯(GⅢ)を制したアーリーロブスト、07年の新潟ジャンプS(JGⅢ)を制したミヤビペルセウスらを輩出している。

【サラブレッドブリーダーズクラブ 遠藤氏のコメント】
「バブルガムフェローは、3月より熱発が続き、担当獣医師が治療にあたっておりましたが、症状が改善せず、4月上旬に社台ホースクリニックで診察を受け、「肺炎」との診断を受けました。その後、種付け業務を完全休養し、治療に専念しておりましたが、その甲斐もなく昨晩午後8時40分死亡しました。
これまで同馬を応援して下さったたくさんのファンの方々、ご支援いただいた馬主はじめ関係各位にお礼申し上げます。同馬の冥福を心よりお祈りいたします。」

バブルガムフェロー(牡17)
父:サンデーサイレンス
母:バブルカンパニー
母父:Lyphard
通算成績:13戦7勝
重賞勝利:
96年天皇賞(秋)(G1)
95年朝日杯3歳ステークス(G1)
97年毎日王冠(G2)
97年鳴尾記念(G2)
96年フジTVスプリングS(G2)