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【桜花賞】雨でも関係なし!『絶好ポジション』から女王に輝くのは?
2020/4/11(土)
展開のカギを握るレシステンシア
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さんが、メンバー構成などから展開を描き、プロの視点で"未来予想図"をつくります!
今週は桜花賞(G1、阪神芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>レシステンシアの作るハイペース
<2>2歳女王を捉えられる位置取り
2歳女王⑰レシステンシアがここでもハナに行くでしょう。前走はペースを落としたことで後ろに差されてしまいましたから、阪神ジュベナイルFの時のように速いペースでスピードを生かす競馬が合っています。ただ、③スマイルカナの出方次第では無理をしないでしょう。そういう判断の早さが、武豊騎手にはあります。
<向正面>
⑰↑
③↑
↑
⑤④①↑
⑮⑭⑪⑦↑
↑
⑯⑫↑
↑
⑱⑨⑥↑
⑬⑩②↑
⑧ ↑
有力各馬にとって一番の目標はレシステンシアですから、序盤の位置取りで離されるわけにはいきません。④サンクテュエールや⑤マルターズディオサは、これまで同様に好位に取り付きます。
前走では前々の競馬をしている⑪クラヴァシュドールも続きます。⑭ミヤマザクラは福永騎手の個性も考慮して、少し控えて溜める競馬に持ち込むでしょう。
対照的にダッシュ力がなくて引っ掛かる心配がある⑧リアアメリアは、序盤は焦らず直線勝負に専念。⑨デアリングタクトも持ち味の末脚を生かす走りをするでしょう。
差し、追い込み馬にとっては縦長ではなく、前との距離が近い団子の隊列になることが望ましいです。
<直線入口>
⑰↑
⑤③↑
⑭⑪④ ↑
↑
⑨⑥ ↑
↑
⑧⑬ ↑
もしスマイルカナなどがハナを奪ったとしても、レシステンシアは直線で先頭に立つような早めの立ち回りをするでしょう。
今回に関しては、後続は勝ち負けするなら直線を向いた時点でレシステンシアを射程圏内に入れておく必要があります。メンバーを見る限り、雨で馬場が悪化してもこの考え方は変わりません。
2歳女王⑰レシステンシアが押し切るか?
無敗⑨デアリングタクトの末脚が炸裂?
今年も波乱を起こす激穴馬はいるのか!?
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◆吉沢 宗一 Soichi Yoshizawa
1951年2月8日生まれ。山形県出身。1972年に佐藤正二厩舎所属で騎手デビュー。1995年に引退し、翌1996年春からテレビ東京の競馬中継で解説デビュー。2019年12月末に卒業。思い出のレースは1985年に3歳牝馬(当時4歳)で初めて関屋記念を勝利したタカラスチール。「勝たなくちゃいけないレースだった。1番人気に応えられたのが嬉しかったな」。公式twitterアカウント→@souichi_0208
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