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【2歳馬情報】エアグルーヴ一族の大器レガトゥスがついにベールを脱ぐ!
2020/6/7(日)
今週から函館競馬が始まり、ますます熱を帯びる2歳新馬戦。
今週はエアグルーヴ一族のレガトゥスなど良血馬、素質馬がデビュー予定。多くの見逃せない新馬戦を、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介する。
6月13日
◆東京芝1400m
ノックオンウッド(牡、Frankel×トゥアーニー、美浦・堀厩舎)
母はフランスG3勝ち馬。1週前調教は、ウッドで終い12秒前後の好時計を楽にマークし、ダートの大物候補カフェファラオ(2戦2勝)と併入。一時は咳が出たり皮膚病があったりと心配な面もあったが、予定通りのレースでデビューを迎えられたのだから、不安は払拭されたと見ていいのでは。鞍上はレーン騎手。
トレジャーアイル(牡、ミッキーアイル×スーヴェニアギフト、美浦・宮田厩舎)
半姉デアレガーロ(京都牝馬S勝ち馬)、シュプリームギフト(5勝、函館SS2着)、半兄ロワアブソリュー(6勝、アーリントンC3着)、ベステゲシェンク(6勝、オーシャンS3着)。気の勝った性格で、父に似て前進気勢が強そうだが、調教では折り合ってコントロールは利いている。勝てば函館2歳Sに進むことも視野に入っている模様。どんな走りを見せるか要注目。鞍上はルメール騎手。
◆阪神芝1200m
モントライゼ(牡、ダイワメジャー×ムーングロウ、栗東・松永幹厩舎)
おじにメディチアン(エクリプスSなど英国GⅠ2勝)。パワフルなタイプで、稽古でもスピード感ある走りを見せている。適性は1200mから1600mと思われるが、ダイワメジャー産駒らしく早い時期から活躍できそうなタイプだ。鞍上は川田騎手。
6月14日
◆東京芝1800m
レガトゥス(牡、モーリス×アドマイヤセプター、美浦・木村厩舎)
母は重賞で活躍、祖母アドマイヤグルーヴ、3代母エアグルーヴ、4代母ダイナカールとGⅠ馬が3代続く良血一族。半姉スカイグルーヴ(京成杯2着)。牧場にいる頃からトップクラスの評判で、トレセン入厩後も順調。1週前はウッドコースで1F12秒前後の上りを余力残しでマークし、古馬オープンのロシュフォールを追走し併入している。馬の見栄えは抜群で、2歳のこの時期とは思えぬほど。フットワークが大きく、いかにも東京コースが合いそうである。鞍上はルメール騎手。
グアドループ(牡、ヴィクトワールピサ×マンビア、美浦・田村厩舎)
半兄ダノンジャスティス(現3勝)。ウッドで5F65~66秒の時計を連発し、1週前は上りも上々。兄も調教は動いたが、こちらも活発な内容で、兄同様の結果(新馬1着)も望める。
ハイエストポイント(牡、シンボリクリスエス×シェルエメール、栗東・鈴木孝厩舎)
全兄コルテジア(きさらぎ賞勝ち馬)。5月20日の時点でCW5F66秒台の時計を出すほど進んでおり、1週前も65秒台の好時計。いずれも終い12秒台前半~中盤で締めており、高い資質を感じさせる。7月デビューだった兄コルテジアの新馬戦は5着だったが、弟はもっと上の着順が狙える。
オブデュモンド(牡、ドゥラメンテ×クイーンオブトロイ、美浦・藤沢和厩舎)
4月頭から約2か月の間トレセンで乗り込まれ、ここ2週は連続で坂路1F12秒前半を余力十分に出すなど順調に仕上がりは進んでいる。6月7日の日曜日にも54秒8-12秒4をマークし、初戦から好勝負できる状態にある。
◆阪神芝1600m
グランデフィオーレ(牝、ドゥラメンテ×グランデアモーレ、栗東・藤岡厩舎)
半兄グランデマーレ(現2戦2勝)。1週前は栗東坂路で53秒3-12秒7。調教を行った時間帯を考えると、2歳馬としては悪くない時計だ。兄は故障が無ければクラシック路線でも楽しみだった期待馬。まずは無事に進んでほしい。鞍上は川田騎手。
ホウオウアマゾン(牡、キングカメハメハ×ヒカルアマランサス、栗東・矢作厩舎)
母は京都牝馬S勝ち馬、ヴィクトリアマイル2着。半姉ギモーヴ(4勝)。セレクトセール1億5120万円(税込)。1週前はCWで併せ、古馬2勝のカフジロッソに先着。時計も水準レベルをクリアしている。
マジカルステージ(牝、モーリス×オツウ、栗東・須貝厩舎)
母は5勝、福島牝馬S3着。坂路54秒7-12秒5の時計で、同厩の評判馬ステラヴェローチェと併入。手応えは、こちらのほうが余裕があった。母は新馬戦を強い競馬で勝ち上がったが、仔も初戦から期待を賭けてよさそうである。
◆函館芝1200m
テネラメンテ(牝、ドゥラメンテ×スターアイル、美浦・木村厩舎)
全兄ミッキーアイル(G1を2勝)。函館移動のため、1週前の時計は無し。2週前の調教は、3頭併せの真ん中でも怯まず、気合を入れるとしっかり脚を伸ばし、終い12秒台半ばの時計を出している。勝てば、函館2歳Sが視野に入ってくる。
◆2歳新規入厩
ニンジャゴー(牡、ダイワメジャー×クライウィズジョイ、美浦・水野厩舎)
半兄サトノノブレス(重賞4勝、菊花賞2着)、ヒカルオオゾラ(5勝、重賞2着2回)、クライムメジャー(現5勝)
ビュヴォン(牡、ダイワメジャー×ラタフィア、栗東・岡田厩舎)
全姉エピセアローム(重賞2勝)
ジュンブルースカイ(牡、ドゥラメンテ×ジュントップヒトミ、栗東・友道厩舎)
近親マカヒキ(ダービー馬)
エイスオーシャン(牡、ディープインパクト×ゴールデンドックエー、栗東・池江厩舎)
全兄アルバートドック(重賞2勝)、リライアブルエース(4勝、中京記念3着)
ギャラントウォリア(牡、スクリーンヒーロー×マルバイユ、栗東・平田厩舎)
半姉マルセリーナ(桜花賞馬)、半兄グランデッツァ(重賞3勝)
スルーセブンシーズ(牝、ドリームジャーニー×マイティースルー、美浦・尾関厩舎)
半姉パッシングスルー(紫苑S勝ち馬)
アスクピーターパン(牡、Frankel×Straight Girl、栗東・藤原英厩舎)
母はヴィクトリアマイル(2回)などG1を3勝。
ウェブスター(牡、オルフェーヴル×シルクユニバーサル、美浦・高柳瑞厩舎)
全兄モンドインテロ(ステイヤーズS勝ち馬)、セダブリランテス(重賞2勝)
リバースレー(牝、ドゥラメンテ×モシーン、栗東・安田隆厩舎)
半姉プリモシーン(重賞3勝、ヴィクトクリアマイル2着)
プレミアエンブレム(牝、ルーラーシップ×メジャーエンブレム、美浦・田村厩舎)
母はNHKマイルC、阪神JF勝ち馬
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