5/1(土)の東京競馬場

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●横山典弘騎手に導かれ、素質馬ペルーサが青葉賞を快勝!

土曜東京競馬メイン、青葉賞(G2)は横山典弘騎手騎乗のペルーサが優勝し、G1・日本ダービーの優先出走権を手にした。
また、2着のトゥザグローリーにも日本ダービーの優先出走権が与えられる。

名門・藤沢和雄厩舎が送り込んだ大器ペルーサが直線で鮮やかに抜け出し、一躍ダービー戦線に名乗りをあげた。
レース後、横山典弘騎手
「手応え通り、キッチリ伸びて良い内容でした。デビュー前からゲートの駐立でソワソワするのでその点だけ注意していました。今日もちょっとソワソワしていましたけど、ゲートが開く前には落ち着いていたので大丈夫でした。攻め馬も乗っていますけど、操縦しやすい馬です。レースでも引っ張るでもなく行かせるでもなく、滑らかな走りでした。この後に本番があるので、抜けて1頭になってもフラつかないように教えました。これだけ良い勝ち方が出来ましたし、ここまで負け知らずなので楽しみです」と、パートナーの能力を評価したのち
「まだステップですから、浮かれないで人馬ともに気を引き締めていきたいですね。順調にいけば良い結果が付いてくると思います」と、ダービーに向けて意気込みを語った。

同馬を管理する藤沢和雄調教師
「落ち着いて走っていましたし、坂下あたりから抜ける手応えも良かったし、強かったと思います。青葉賞で強い競馬をしてくれないとダービーでは辛い、と思っていましたけど、こちらが思っている以上に強い内容でした。東京の2400メートルを上手に走れるのも分かりました」と笑顔でレースを振り返った。
ペルーサの父であるゼンノロブロイも同師が管理し、青葉賞優勝からダービーに向かった。
「父のゼンノロブロイもそうでしたが、ペルーサも競馬が上手というか、ジョッキーが苦労をせずに位置取り出来る点が良いところだと思います。ダービーは色気を持って臨んでいますけどなかなか勝てないレース。今年も参加出来るので楽しみにしています」
名門・藤沢和雄厩舎が初のダービー制覇を目指す。

横山典弘騎手はこの勝利を含めて、1日3勝をあげる活躍を見せた。

第9レースの八重桜賞(3歳500万下)では、ペルーサと同じ藤沢和雄厩舎のシャイニンアーサーとコンビを組んで差し切り勝ちを決めた。

レース後、横山典騎手は「今日は返し馬でも良い感じで集中していましたし、まだまだ楽でした。真面目に走ればやれる馬ですよ。元々良いものを持っていますし、乗り味も良くこの先も楽しみです」と、レースを振り返った。

第1レースの3歳未勝利戦では、3ヶ月振りのレースとなるフレイムヴェインに騎乗し、1番人気に応えた。
「まだまだ課題はありますが、よく頑張ってくれました」と、横山典騎手。

現在、全国リーディングのトップを快走するベテラン横山典弘騎手の手綱捌きにこれからも注目だ。


●柴山騎手も能力絶賛!ダートで一変、メイショウツチヤマ。

第3レースの3歳未勝利戦で、柴山雄一騎手騎乗のメイショウツチヤマが直線力強く抜け出し快勝。
ダート転向初戦を白星で飾った。
レース後、柴山騎手は「ダートも良かったです。ムチャクチャ走りますね」と笑顔を見せ
「楽に馬なりで追走して、追い出してからの反応も良かったですね。後ろが来たのを確認してから追い出して、そこから突き放しましたから。今日は馬に勝たせてもらいました。乗り味も良いし、この先も楽しみです」と今後の展望を語った。

柴山騎手は第6レースの3歳未勝利戦でビッグサンダーに騎乗し勝利をおさめ、1日2勝をあげた。
「中団からレースをしようと思っていましたけど、ゲートでスムーズさを欠いて後ろからになりました。4コーナーの手応えも持ったままでしたし、最後も遊んでいました。耳を絞っていたのでムチを一発も入れず、1頭にならないように内の馬の近くに行って追いました。上積みもありそうですし、この後も楽しみです」と柴山騎手。

今後が楽しみなパートナーと共に柴山騎手の活躍を期待したい。


●今後も注目!その他のレースの勝ち馬コメント
画像は12Rのメイショウヨシヒサ

■第2レース・シングンデパーチャ
柴田善臣騎手のコメント
「前半から楽に行けて、4コーナーでも手応えは十分でした。最後までよく頑張ってくれました」

■第4レース・アツキオモイ
平沢健治騎手のコメント
「動きが安定してきましたし、前より掛からなくなった分、終いがしっかりしました。東京コースは合っていますね。今日は途中で少し折り合いを欠くところもありましたけど、馬が頑張ってくれました。馬に勝たせてもらいましたね」

■第5レース・イーグルドライヴ
石橋脩騎手のコメント
「今まで1800などを使ってきましたけど、この位の距離が良いと思います。道中も楽に行けました。生ずるいところがあるので、ムチを入れたらまた動いてくれました」

■第7レース・マイウエイ
福永祐一騎手のコメント
「気の悪さがあって勝てずにいましたけど、力はあります。自分の形に持ち込めば、上のクラスでも勝ち負けになりますよ」

■第8レース・マルタカラッキー
蛯名正義騎手のコメント
「元々は上のクラスでも着に来ていたように、状態さえ戻ればやれる馬です。今日は状態も戻っていて、返し馬から良かったですよ。この距離の方が良いですね」

■第10レース・スマートステージ
村田一誠騎手のコメント
「今日は集中力だけ気を付けて乗りました。後ろから行って何とか集中力を残しながら進めて、ギリギリまで我慢してから追い出しました。それでも最後は遊んでいるところがありましたよ。東京コースはドッシリと構えられるのがいいですね。片側だけのブリンカーもきいていました。力を出せれば能力は上の馬です」

■第12レース・メイショウヨシヒサ
安藤勝己騎手のコメント
「ペースが途中で遅くなったと思いましたけど、無理に引っ張るよりはそのまま行かせました方がいいと思いました。ピリッとした脚は使えませんが、ジリジリ伸びてくれました。乗りやすいですし、成長してきたと思います」

●次に期待!のこの一頭。

■第8レース・4歳上500万下(ダート1400m)
2着→シリコンフォレスト
北村宏司騎手のコメント
「落ち着いてよく走っていました。最後は右にモタれたところを直している分、差し込まれました。久々でしたけど良く頑張っています」