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【七夕賞】雨馬場もプラス!『絶好ポジション』の激走候補はコレだ!
2020/7/11(土)
先行力が武器のリュヌルージュ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は七夕賞(G3、福島芝2000m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>道悪馬場の影響
<2>逃げ馬は不在
先週の開催で馬場が荒れ、この中間も雨が降り続けているので馬場は良くないでしょう。道悪馬場の巧拙も重要なポイントです。
確固たる逃げ馬はいません。そうなれば⑥ジナンボーがハナを切ると見ます。過去に不良馬場で逃げ切りの実績もあり、その時と同じレーン騎手なら積極的に乗るはずです。
⑮リュヌルージュにとってこの大外枠はプラス。外から被されることなく、長いホームストレッチを使って自分のリズムで先行することができます。
この他にも②ウインイクシード、⑬ブラヴァスなど馬場を苦にしない先行馬がしっかりとポジションを確保していきます。
<1コーナー入口>
⑥↑
↑
⑮↑
⑬②↑
⑨①↑
↑
⑪⑦⑤↑
↑
⑭⑫⑩③↑
⑯⑧④↑
馬場が荒れていると切れ味が削がれるため、遅れを取らないようにある程度スピードを維持させながら運びます。ペースが遅くなることはなく、平均ペースで流れるでしょう。そうなるとスタミナも必要になってきます。
中団にいる⑤マイネルサーパスは、前半は内でジッと脚を溜めておいて、向正面では外に持ち出して好走パターンの早め早めの動き出しに備えたい。同様に⑪ヒンドゥタイムズも前との差を意識しながら付いて行きたいところです。
<直線入口>
⑥↑
↑
⑦⑬⑮↑
⑪⑤ ↑
↑
⑭⑫③ ↑
↑
3~4コーナーの動きとしては、先行集団はそこまで激しい競り合いにはならず、後方にいる馬が直線に向けて差を詰めてくる程度に落ち着くでしょう。そうなれば自然と前にいる馬が有利で、余裕を持って、勢いを付けて直線に入ってこれます。
逃げる⑥ジナンボーを目掛けて、⑮リュヌルージュや⑬ブラヴァスがどこまで詰め寄れるか、中団から早めに動いてくる⑤マイネルサーパスや⑪ヒンドゥタイムズがどこまで差してこれるかという攻防になります。
<ゴール前>
⑥↑
↑
⑪⑤ ⑮↑
↑
⑦⑬ ↑
スタミナと決め手を兼ね備えている⑥ジナンボーがマイペースで運ぶことができれば、そう簡単には止まりません。上手い騎手が逃げ馬に乗ると、最後の粘りも全然違います。今回は3カ月ぶりですが、暑い時期に状態を上げてくる馬で、しっかりと仕上げられてきました。勢い良く直線に向かうシーンが目に浮かびます。
道悪適性はメンバー屈指で、外枠からしっかり先行できる⑮リュヌルージュは牡馬相手でも魅力的です。52キロのハンデは恵まれました。追い切りでは2週連続でラスト11秒8と切れを見せています。⑥ジナンボーを見ながら最後まで食らい付いてくるでしょう。
本命候補:⑥ジナンボー
穴馬候補:⑮リュヌルージュ
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