【2歳馬情報】名門厩舎が送り出す期待のディープインパクト産駒!

今週で阪神開催が終了。ローカル開催に移る。広い阪神でデビューしておきたい良血馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介する。

7月18日

◆福島芝1800m

ギャリエノワール(牡、ドゥラメンテ×ブランネージュ、美浦・萩原厩舎)
母はフローラS2着。1週前調教(以降も、調教は主の1週前のもの)は、ウッドで終い重点に時計は出ているが、緩さが目立つという話もあり、まだまだ変わり身も見込める。鞍上は戸崎騎手。なお、翌週の新潟芝1800mに回る可能性もある。

◆阪神芝1400m

ヴェールクレール(牝、リオンディーズ×ウルド、栗東・高橋亮厩舎)
近親ディープインパクト(G1を7勝)。初時計を出した時から楽に動けており、前向きさと仕上がりの早さからデビュー戦も楽しみである。鞍上は福永騎手

サドルロード(牡、オルフェーヴル×コナブリュワーズ、栗東・池江厩舎)
おじロシュフォール(現4勝、新潟大賞典3着)、テオドール(5勝)。2週前の併せ馬では遅れたが、1週前は併入と、デビューへ向け良くなりつつある。鞍上は川田騎手。

キトゥンズワルツ(牝、Air Force Blue×ダンスウィズキトゥン、栗東・安田翔厩舎)
おじは北米G1を2勝。調教は坂路で53秒5-12秒9。本数が少ないので、まだまだ時計は詰められる。鞍上は北村友騎手。

◆阪神芝1200m(牝馬限定)

クリオズナ(牝、オルフェーヴル×プロクリス、栗東・浜田厩舎)
母は4勝、祖母ライラプス(クイーンC勝ち馬)、3代母フサイチエアデール(重賞4勝、G1で2着3回)。1週前は坂路56秒7-13秒1も、6月25日には51秒5の好時計を出しており、仕上がりは進んでいる。

キャロライナリーパ(牝、ディープブリランテ×スネガエクスプレス、栗東・寺島厩舎)
半兄サトノグラン(4勝)。2週前は平凡も、1週前はCウッドで水準レベルの時計まで詰めており、更に前進を期待したい。

7月19日

◆阪神芝2000m

レッドジェネシス(牡、ディープインパクト×リュズキナ、栗東・友道厩舎)
多くの活躍馬がいるディープインパクト×ストームキャットの黄金配合。当たりが多い友道厩舎の夏デビュー馬(アドマイヤマーズ、ワグネリアン、マイラプソディなど)ということで、POGでも人気になった一頭だ。調教でもスピードの乗りが良く、評判通りの動きを見せており、攻め気配は文句なし。レースでどんな走りを見せてくれるか楽しみである。

ラーゴム(牡、オルフェーヴル×シュガーショック、栗東・斉藤崇厩舎)
母は北米G3勝ち馬。調教はCウッドで併せ馬を行い、大きく追走して先着。時計も2週連続で1F12秒台前半を出しており、好勝負を見込んで良さそうである。

◆函館芝1800m

ゾディアックサイン(牡、モーリス×レネットグルーヴ、美浦・萩原厩舎)
母は3勝。3代母エアグルーヴ(G1を2勝)。モーリス産駒らしく大跳びなフットワークだが、切れ味より持久力タイプにも思える。調教をつけた鞍上予定のルメール騎手は「パワー不足」という評価のようだが、しっかり鍛錬を積んで解消していきたい。

ルミナスゲート(牡、Holy Roman Emperor×Alleglina、美浦・木村厩舎)
6月頭に函館入りし順調に調教を積まれ、時計も出ている。木村厩舎-ゴドルフィンのラインは、昨年同時期の函館でダーリントンホールがデビュー勝ちし、3歳になって共同通信杯を制している。後輩も続きたい。

◆新規入厩

クイーンズキトゥン(牝、ディープインパクト×ステファニーズキトゥン、美浦・藤沢和厩舎)
母は北米G1を5勝。全姉カトゥルスフェリス(現1勝)。

グランパラディーゾ(牝、ルーラーシップ×ラルケット、美浦・木村厩舎)
半兄ステルヴィオ(マイルCS勝ち馬)

シャフリヤール(牡、ディープインパクト×ドバイマジェスティ、栗東・藤原英厩舎)
全兄アルアイン(皐月賞馬)

グラヴィル(牝、Le Havre×アブソリュートレディ、美浦・国枝厩舎)
全姉ラクレソニーエル(フランスオークス、フランス1000ギニー勝ち馬)