【サウジアラビアロイヤルC】新たな出世レースは勝ち馬に注目!?

昨年は後の2歳王者サリオスが差し切り圧勝

昨年は後の2歳王者サリオスが差し切り圧勝


昨年のサウジアラビアロイヤルカップは、3番手からレースを進めた1番人気サリオスがメンバー最速タイの上がり33秒1の脚を使い、2歳馬の東京芝1600レコードとなる1分32秒7をマークし、デビュー2連勝で重賞勝ちを決めた。今年も東京・芝1600を舞台に行われる。暮れの2歳マイルG1阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークスに繋がる1戦だ。

野路菊ステークス2着のダディーズビビッドが出走を予定。まだ完成途上の現状ながら好結果を残している辺り、能力の高さを感じさせる。比較的間隔が詰まっているローテーションのなか、どのように調整されてくるか注目だ。

クローバー賞で3着に頑張ったジャンカズマもスタンバイ。初戦、未勝利、オープンと使われるごとにレース慣れを感じさせる内容で、キャリア4戦目となる今回で更なる進化を見せてくるかチェックしておきたい。

他にもレースセンスを感じさせる走りでデビュー戦を快勝したインフィナイトや、幼い面を見せながらもデビュー勝ちと結果を出したキングストンボーイなど、将来性が高そうなメンバーの成長度合いも気になるところだ。

今回で6回目と歴史の浅い重賞だが、2017年勝ち馬ダノンプレミアム、2着馬ステルヴィオ、2018年勝ち馬グランアレグリア、2019年勝ち馬サリオスと後のG1ホースを4頭も輩出する出世レースとなった。馬券配当的にも大きな波乱は見られず、特に1番人気は1度も馬券圏内を外していない。今年も人気を背負いそうな馬を中心に考えて良さそうだ。