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【チャンピオンズカップ】ハイペース確定? 『絶好ポジション』から突っ込んでくる馬は!?
2020/12/6(日)

チャンピオンズC連覇を狙うクリソベリル
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
3強対決で盛り上がった先週のジャパンカップ(G1)も◎アーモンドアイが完勝!
今週はチャンピオンズカップ(G1、中京ダ1800m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>ハイペースは避けられない
<2>脚を溜められる馬が有利
今年は前々でレースを進めたい馬が多く揃いました。その中でもスピードがあって、特に揉まれ弱い③メイショウワザシがハナを切ると見ました。
これに続く先行馬が⑨アルクトスや⑩アナザートゥルース。内の②ゴールドドリームや①タイムフライヤーは一度下げてしまうとどんどん前に入り込まれて苦しくなるのでしっかり追走していきます。前に行ってから下げることもできないので、こうなるとハイペースは避けられません。
「前が速そうなら控えればいいのに」と思う方がいるかもしれませんが、戦法を変えることで馬に変なストレスが掛かったり、余計に揉まれたりすることで、競馬が嫌になってしまう可能性があります。ここが終わりではないので、まずは自分の競馬に徹します。
脚質の幅が狭い馬ならいつも通り弱みを出しにくい競馬をするでしょう。陣営の指示にもよりますが、騎手としては「行くしかないかな」と思うものです。
<向正面>
↑③
↑
↑⑨⑩⑬
↑ ⑭
↑②⑤
↑① ⑪
↑ ⑮
↑④
↑ ⑥⑦
↑ ⑫
↑
↑⑧⑯
しっかり折り合える馬、自在性のある馬ならば、ハイペースを見越して少し下げたポジションを取ります。差す競馬もできる⑪チュウワウィザード、折り合いの良さが一番の長所である⑮クリソベリル、同じく自在性がある⑦カフェファラオは先行馬を見ながらのレース運びとなるでしょう。万が一、流れが遅ければ早めに動けばいいだけです。
先行馬は、スタートしてすぐポジションを取りに行く時と流れに付いていく時に脚を使いますが、じっくりと運ぶことができる馬にとってはこのロスがありません。好都合の展開と言えるでしょう。
<直線入口>
↑③
↑ ⑨⑩
↑②⑤⑬
↑ ⑪⑮
↑ ④⑦
↑①⑥ ⑫⑧
先行馬は理想のポジションを取るために勝負所でも気が抜けません。ただ、中京の直線は長いですから、最後まで余力を残せるかというとなかなか難しいです。
後ろから⑮クリソベリル、これをマークする⑦カフェファラオあたりが進出してきて、直線はかなりハードな状況となります。
⑧サンライズノヴァは迷いなく直線勝負でしょう。3コーナー付近から仕掛け始めて、苦しくなった先行馬を交わしてどこまで伸びてこれるか。
馬格のある一流ダート馬たちが自分の走りを貫いてガチンコ勝負を繰り広げます。迫力のある戦いを全力で楽しみましょう!
⑮クリソベリルが国内無敗のまま連覇?
⑦カフェファラオが一気に最強馬に!?
ハードな展開で狙うべき穴馬はコレだ!
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