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【中山金杯】展開ハマるぞ! 『激走ポジション』から突き抜ける馬は!?
2021/1/5(火)
菊花賞4着など現4歳世代上位の力を持つディープボンド
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は中山金杯(G3、中山芝2000m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>流れに応じて走れる自在性
<2>苦しい先行馬を外から差す
逃げて結果を残してきた⑫ロザムールがここでもハナに行くでしょう。ただし、②テリトーリアルや③ココロノトウダイなど内枠に揃った先行馬もポジションを取りに行くでしょうから、ハナに行くまでにいつも以上に力を使うことになりそうです。
こういうメンバー構成になると流れが落ち着くということは考えづらく、平均~ハイペースという展開を想定します。
<1コーナー入口>
⑫↑
↑
⑤③②↑
⑯⑩⑦↑
⑪⑨ ↑
↑
⑭⑬⑧↑
⑰⑮①↑
④↑
⑥ ↑
そうなると重要になってくるのが、流れを見ながら前に行けたり、控えたりできる"自在性"です。
⑪ディープボンドや⑨ヒシイグアスは、まさにこの自在性があるタイプ。前に行きたい馬を行かせて、それらを目標としながらレースを運ぶことができます。
⑭ヴァンケドミンゴや⑰バイオスパークも同様のタイプです。今回は外枠からですが、内の馬の出方を見ながら進められますし、今の中山コースで馬場の比較的良いところを走れることもプラス材料です。
<直線入口>
③⑫↑
⑪⑯⑤②↑
⑨⑩ ↑
⑰⑭ ⑦↑
↑
⑮⑬⑧①↑
④ ↑
⑥ ↑
馬群の重心が前に傾く展開で、先行馬にとっては楽ではありません。余力が少ないと外に持ち出す余裕もないため、馬群の内目に固まることになるでしょう。
そうすると、一列後ろにいた馬にとっては大きく外に振られることもなく、馬群の外から一気に飲み込むような進出ができるわけです。
<ゴール前>
⑪ ↑
↑
⑰⑨ ↑
⑥ ⑭ ↑
↑
⑮⑧⑩ ↑
③②↑
⑫↑
↑
⑪ディープボンドは自在性があって、何よりもここでは能力が抜けています。追い切りではノビノビとした動きで久々を感じさせません。G1で戦っていくためにも賞金加算をしたいところでしょう。直線に入るあたりで先頭に並びかける積極策で、そのまま押し切りを狙います。
ディープボンドが前の馬を一気に片付けるでしょうから、狙いは後方待機組。⑥カデナは序盤に前に行けない馬で常に直線勝負をしてきました。ここも人気はないのでジョッキーも思い切った競馬ができます。メンバーレベルが楽になり、展開の後押しも見込めるここなら久々に馬券圏内があるでしょう。
最後に大事なポイントを1つ。この中間は東西のトレセンとも半休の日程が続いているため、普段よりも乗り込むことができません。冬場は汗をかきにくく、馬体を絞るのに苦労しますから、余計に大変です。レース当日に馬体重が大きく増えていないかどうか確認してから買うことをオススメします。
本命候補⑪ディープボンド
穴馬候補⑥カデナ
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