【愛知杯】前走2ケタ着順でも狙える!中京開催だから浮上する伏兵

初めての2000m挑戦となるドナウデルタ

初めての2000m挑戦となるドナウデルタ


◆愛知杯のポイント◆
愛知杯(G3、中京芝2000m)は、差し・追い込み馬の活躍が際立っている(小倉開催の2020年を除く)。

中京芝2000mで行われた過去5レースを振り返ると、人気の有無を問わず『4コーナーで10番手より後方にいた馬』が8頭も馬券に絡んでいる。

▼4コーナー10番手より後方から好走した馬
2019年
2着 ノームコア     (1人気)10番手

18年
2着 レイホーロマンス (11人気)12番手
3着 マキシマムドパリ  (1人気)11番手

17年
1着 マキシマムドパリ  (1人気)11番手

16年
1着 バウンスシャッセ  (8人気)15番手
2着 リーサルウェポン  (5人気)11番手

14年
1着 ディアデラマドレ  (1人気)14番手
2着 キャトルフィーユ  (2人気)10番手
3着 スイートサルサ  (10人気)17番手

2014年は追い込み馬が1~3着を独占。16年は1、2着が4コーナーで10番手より後方にいた馬で、3着も同7番手の差し馬だった。

激走する人気薄も、差し・追い込みタイプが多い。2016年は4コーナー15番手のバウンスシャッセ(8人気)が優勝。18年には4コーナー12番手から末脚を伸ばしたレイホーロマンス(11人気)が2着に追いこんだ。

中京芝2000mはスタート直後とゴール直前に上り坂が2度あるため、スタミナ不足の逃げ、先行馬が苦しくなって失速するケースも目立つ。今年も差し・追い込みタイプの激走を警戒したい。

◆愛知杯の注目馬◆
ドナウデルタ

デビューからの全13戦のうちメンバー1~3位の上がりを10度マークしている末脚自慢。2走前には中京芝1600mで牡馬相手に差し切り勝ちを決めた。

京都外回りや中京といった直線の長いコースで結果を残してきた馬で、前走中山のターコイズS(10着)は不得意な条件だったといえる。今回は初めての2000mでも、距離延長を嫌われて人気を下げるようなら絶好の狙い目だ。