【根岸S】忘れた頃にやってくる!?多くのファンが見落としがちな波乱の使者

東京コースで安定した末脚を見せるワンダーリーデル

東京コースで安定した末脚を見せるワンダーリーデル


根岸ステークス(G3、東京ダ1400m)には、多くのファンが気づいていない攻略ポイントがあります。

論より証拠。ズバリ、「前走で1400mより長い距離を走っていた馬を買う」です!

根岸SはフェブラリーS(G1)の前哨戦ということもあり、1200~1400mを中心に走っている組と、1600~1800mを使ってきた馬が入り混じるのが最大の特徴。前走の距離別成績で比較すると、両者には大きな差があります。

▼根岸Sの前走距離別成績(過去10年)
距離延長[2-2-1-48]複勝率 9.4%
同距離 [2-6-3-53]複勝率17.2%
距離短縮[6-2-6-25]複勝率35.9%

ご覧のように、好成績を残しているのが『前走から距離を短縮した馬』。過去10年で6勝をマークしており、複勝率35.9%は3頭に1頭以上が馬券に絡んでいる計算です。

これは1200~1400mを先行して押し切った馬たちが作り出す速い流れで持久力比べになり、前走で長い距離を走った経験が有利となる証明といえるでしょう。

今年は距離短縮組が例年より少なく、アルクトス、タイムフライヤー、ワンダーリーデルの3頭しかいません。

この中でも面白いのはワンダーリーデル。オープンや重賞での好走は東京ばかりで、近走の成績や8歳の年齢を嫌われて人気を落とす今回は狙ってみる価値アリでしょう!