【NHKマイルC】ダノンシャンティが日本レコードでGⅠ制覇

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10年5月9日(日)、2回東京6日目11Rで第15回 NHKマイルカップ(GⅠ)(芝1600m)が行なわれ、安藤 勝己騎手騎乗の1番人気・ダノンシャンティが優勝。

なお、勝ちタイムの1:31.4(良)は、03年10月の富士Sでミレニアムバイオが記録したレコードを0.6秒更新するコースレコードだけでなく、01年の京成杯オータムHで、ゼンノエルシドが記録した1:31.5を0.1秒上回る芝1600m戦の日本レコードとなった。

2着には1.1/2馬身差で5番人気・ダイワバーバリアン(牡3、栗東・矢作厩舎)、3着には3番人気・リルダヴァル(牡3、栗東・池江郎厩舎)が続いて入線した。

レースはエーシンダックマンが3F通過33秒4のハイラップで逃げる展開。人気のサンライズプリンスは2~3番手、リルダヴァルは中団、ダノンシャンティは後方3番手に追走。 直線に差し掛かると、先行した各馬はハイペースが祟って力尽きたところを、サンライズプリンスだけが先行勢の中で一旦抜け出したが、ダイワバーバリアン、リルダヴァルらも並びかける。しかし、外から押し上げたダノンシャンティの勢いが各馬を上回り、鋭く伸びて交わし去った。

勝ったダノンシャンティは近親に種牡馬としても活躍しているシングスピールがいる血統。馬主は株式会社 ダノックス、生産者は日高のダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。馬名の意味由来は「冠名+フランスの競馬場より」。

騎乗していた安藤勝己騎手は、NHKマイルCは04年のキングカメハメハ以来の2勝目。JRA重賞通算71勝目、うちGⅠ(JpnⅠ)は21勝目。 管理する松田国英調教師は、クロフネ、キングカメハメハに続いて、本レースは3勝目。JRA重賞通算50勝は史上18人目、現役では5人目の記録(うちGⅠ(JpnⅠ)は12勝目)。
フジキセキ産駒は、昨日の新潟大賞典に続き、本年の重賞は6勝目。JRA重賞通算50勝目。GⅠ勝利は、今年の高松宮記念に続き8勝目。
馬主の株式会社 ダノックスはGⅠ初勝利。生産者のダーレー・ジャパン・ファーム有限会社はGⅠ初挑戦で初勝利。

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ダノンシャンティ
(牡3、栗東・松田国厩舎)
父:フジキセキ
母:シャンソネット
母父:Mark of Esteem
近親:シングスピール
通算成績:5戦3勝
その他の重賞勝利:10年毎日杯(G3)





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