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【3歳馬情報】母はG1好走歴あり!良血馬がダービー出走に向け負けられない戦いに挑む!
2021/4/19(月)
皐月賞が終わり、3歳戦線はオークス、ダービーに向けて動き出す。春のビッグレースに出走するためにもう負けられない馬たちが、今週も多く出走。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
♦4月24日
●新緑賞(1勝クラス)・東京芝2300m
アルビージャ(牡、モーリス×アロマティコ、美浦・手塚厩舎)
母は秋華賞、エリザベス女王杯で3着。初戦は終い2F11秒1-11秒1と高速上がり決着のレースで2着、2戦目は極悪馬場で2着と、違う適性を求められるレースで連対し、高い能力を感じさせた。前走も厳しい位置から差し切りと、未勝利クラスでは力が違った。格上げ初戦も勝ち負け濃厚だ。
トゥーフェイス(牡、モーリス×マスクオフ、美浦・新開厩舎)
祖母ビハインドザマスクは、スワンSなど重賞を3勝している。3戦連続2着が続いたが、前走で待望の初勝利。ルメール騎手に乗り替わり、積極策が功を奏した形だ。現状は決め手のあるタイプでは無く、今度も早めに進出したい。鞍上はデムーロ騎手。
●あやめ賞(1勝クラス)・阪神芝1800m
パタゴニア(牝、キズナ×ライフフォーセール、栗東・池添学厩舎)
半姉にダノンファンタジーがいる。牝馬ながら見栄えする馬体。もともと馬格には恵まれていたが、前走で496キロまで成長。春のクラシックシーズン付近で成長してくるあたり、父キズナの血が出てきた印象だ。肉体が伴ってくれば上を目指せる素質馬で、ここで2勝目を得て大舞台に繋げたい。鞍上は福永騎手。
●1勝クラス・東京ダート1600m
アナンシエーション(牡、Union Rags×Acquant、美浦・手塚厩舎)
アメリカンな血統らしく、筋肉量が多いパワータイプ。血筋通り、活躍の主戦場はダートだ。ゲートに課題があり、現状は広い東京コース中心のローテも致し方ないが、2勝目を挙げるのは時間の問題。春の目標は次開催のユニコーンSとなる。鞍上はルメール騎手。
●1勝クラス・阪神ダート1800m
リノユニヴァース(牡、ネオユニヴァース×ボシンシェ、栗東・友道厩舎)
全兄グレンツェント(東海S、レパードS勝ち馬)。1月の中京でデビュー勝ち。ただ未完成の部分も多く、放牧に出して成長を促した。その甲斐あってか、以前よりも調教内容は向上。1週前のCWではユーキャンスマイルと併せクビ差遅れたが、相手を考えれば上々で、この馬にしては時計も出ていた。もともと期待の高かった馬で、1勝クラスは早くに卒業したい。鞍上は福永騎手。
●未勝利(牝馬限定)・東京芝1800m
アップストリーム(牝、キングカメハメハ×アユサン、美浦・手塚厩舎)
母は桜花賞馬。初戦3着、2戦目2着で初勝利は秒読み態勢に入ったと思われたが、以降2戦は4、7着と成績を落としている。ここで一端休みを入れ、立て直して迎える今回。坂路中心だった前走に比べ、今回はウッド主体。1週前にはユーバーレーベンと併せ、遅れたものの終い上々の時計が出ている。前走時とは違う臨戦過程で、巻き返しを望める。
●未勝利・阪神芝1400m
シュライエン(牝、オルフェーヴル×ソベラニア、栗東・高野厩舎)
母系はドイツの名家。小柄な割に小さくは見せず、パワーある走り。3戦して勝ち星はないが、前走がアタマ差の惜敗で初勝利は時間の問題。まだトップスピードへのギア加速など物足りないが、奥ある血筋だけにこの先走ってくる。鞍上は北村友騎手。
●未勝利・新潟芝1800m
グランワルツ(牝、ロードカナロア×バウンスシャッセ、美浦・国枝厩舎)
母はフラワーCなど重賞3勝。新馬戦で2着し、2戦目は単勝1・6倍の断然人気も見せ場なく8着。まだまだ弱いところもあり、能力が発揮できなかったようだ。改めて態勢を立て直しての3戦目。初戦のような競馬ができれば、好勝負は可能だ。鞍上は川田騎手を予定。
♦4月25日
●1勝クラス・東京ダート1400m
グランパラディーゾ(牝、ルーラーシップ×ラルケット、美浦・木村厩舎)
半兄にステルヴィオ(マイルCS勝ち馬)、全兄にヒシゲッコウ(現3勝)がいる。芝でデビューし3、4着。3戦目も芝を予定していたが除外となり、ダート戦に出走。2着に4馬身の差をつける楽勝で、初勝利を挙げている。この結果から、今度もダート戦に出走。2連勝を狙える位置にいる。
●未勝利(牝馬限定)・阪神芝1600m
ルヴァンノワール(牝、ブラックタイド×ベリーフィールズ、栗東・庄野厩舎)
近3戦で2、2、3着。好タイム決着のハイレベルなレースでも、しっかり上位に食い込んでいる。特に前走は、先行有利の馬場で唯一後方から追い上げ、勝ち馬から0・2秒差まで迫っている。阪神コースも差しが決まる馬場になってきており、ここで初勝利を掴みたい。
アンドヴァラナウト(牝、キングカメハメハ×グルヴェイグ、栗東・池添学厩舎)
母はマーメイドS勝ち馬。祖母エアグルーヴ(天皇賞・秋、オークス勝ち馬)。初戦に続き、前走も2着。道中で落鉄があったようで、よく2着に入った。能力的には、いつでも未勝利戦は勝ち上がれる。鞍上は福永騎手。
♦2歳新規入厩
レディバランタイン(牝、サトノアラジン×ミリオンウィッシーズ、美浦・加藤征厩舎)
半兄マカオンドール(京都2歳S3着)
ジャスティンスカイ(牡、キタサンブラック×リアリサトリス、栗東・友道厩舎)
セレクトセール9720万円。セレクトセール高額常連馬主・三木氏と友道厩舎のライン
ヴィアンローズの19(牡、キタサンブラック×ヴィアンローズ、栗東・安田翔厩舎)
半兄シュヴァリエローズ(萩S1着)、アジュールローズ(プリンシパルS1着)
レッドベルアーム(牡、ハーツクライ×レッドファンタジア、栗東・藤原英厩舎)
半兄レッドベルオーブ、レッドベルジュール(ともにデイリー杯2歳S勝ち馬)
グランディア(牡、ハービンジャー×ディアデラノビア、栗東・中内田厩舎)
母は重賞3勝。全兄ドレッドノータス(重賞2勝)、半姉ディアデラマドレ(重賞3勝)
マジカルキュート(牝、ディープインパクト×ソーマジック、栗東・音無厩舎)
母は桜花賞3着。全姉マジックキャッスル(愛知杯勝ち馬)、半兄ソーグリッタリング(現7勝)
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