トレセンレポート【京王杯SC】エーシンフォワード

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昨秋から上昇一途の勢いで、今年の2月には阪急杯を制覇。続く高松宮記念でも3着に食い込んだエーシンフォワード。 その前走も、西園正都調教師は「あと2完歩あったら・・・」と唇を噛んだように、勝ち馬から僅差の3着と惜しい内容。

その後は、ひと息入れて、5月の初めから時計を出し始めたが、早くから安田記念へ向かう青写真を描いていたように調整に抜かりはない。
「(前走後は)ココを目標に順調に仕上がった。調教は3週続けて、いい動きで好調を維持している。東京にも不安はないし、1400mも合うと思う。安田記念に繋がるレースを期待しているよ。」と、期待の口ぶり。
最終追い切りに騎乗した岩田康誠騎手も「ベリーグッド!」と、納得の表情をみせているように、春の最大目標へ向けて、陣営の意気込みは高まっている。

また、先週の都大路Sを圧勝した僚馬のシルポートについては、
「やっぱり、コーナー2つの競馬があっているね。持ち味を発揮できれば強い馬だね。
今まではモロさも同居していたので、半信半疑だったけれど、これで天皇賞(秋)の夢もでてきたかな?」と、同師。
その都大路Sは、スムーズな走りができたとはいえ、自ら逃げての好時計勝ちと、強い競馬だった。
今後は5月22日(土)のメイステークス(東京芝1800m)を経由して、エプソムC(GⅢ)に向かうか、エプソムCに直行するかどちらかになりそうだ。


エーシンフォワード
(牡5、栗東・西園厩舎)
父:Forest Wildcat
母:Wake Up Kiss
母父:Cure the Blues
近親:オジジアン
通算成績:19戦5勝
重賞勝利:10年阪急杯(G3)

シルポート
(牡5、栗東・西園厩舎)
父:ホワイトマズル
母:スペランツァ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:24戦6勝