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【朝日杯フューチュリティS】荒れ馬場では位置取りが重要!『絶好ポジション』から突き抜ける馬は!?
2021/12/19(日)
荒れ馬場も既に克服済みのオタルエバー
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は朝日杯フューチュリティS(G1、阪神芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>荒れ馬場なりにハイペース
<2>スタミナとパワーの我慢比べ
逃げて結果を残してきた馬が多く、その中でも前に行っておきたい⑧プルパレイ、⑥オタルエバー、どちらかと言えば⑧プルパレイの方が前に行きたいタイプと見ます。
これに①カジュフェイス、⑭トゥードジボン辺りが続きます。
3連続開催の終盤で馬場が荒れていて、どの馬も切れ味勝負というよりは、ある程度のポジションを取りながらスタミナ、パワー比べとなることが想定されます。荒れた馬場の割にはハイペースという表現をさせてもらいます。
各馬の距離感が近い団子状態の隊列となるのではないでしょうか。⑨ドウデュースや⑪ドーブネ、⑫トウシンマカオもこの集団に加わります。
<向正面>
⑧⑥↑
↑
⑭①↑
⑫⑪⑨④↑
⑮⑦⑤↑
⑬⑩ ↑
↑
③②↑
後方から直線一気ではなかなか届きづらいため有力馬も前を射程圏内に入れながら運ぶことになります。
④セリフォスはC.デムーロ騎手が先週(阪神JF・ナミュール)の二の舞にならないようスタートは気を付けるでしょう。スピードもあって押さえも利くので逃げ馬集団を見ながら先行ポジションで流れに乗ります。
⑦ダノンスコーピオンもほぼ同じような位置での競馬になるはず。1800mで押し切ったようにスタミナもパワーもあるので油断せず追走していくことになるでしょう。
⑬ジオグリフは外目の枠を引けたことで急がずマイペースで取りたいポジションに収まれます。1800mで結果を残してきたことからスタミナ勝負にも対応可能。外からしっかり差してこれる立ち回りができそうです。
<直線入口>
⑧⑥ ↑
↑
⑭④① ↑
⑫⑪ ↑
⑬⑦⑨⑤ ↑
③⑩ ↑
↑
⑮② ↑
どの馬も荒れた内目を避けながら直線勝負に向かいます。こういう馬場を苦にしないタイプであれば距離ロスを減らす狙いで内に突っ込むこともありそうです。⑥オタルエバーの前走は荒れてきた阪神の馬場でスイスイと走れている印象でした。
そういった押し切りを狙う馬の外から、実績、決め手で上回る有力馬が差してきます。馬場状態、ペースを考えればかなりタフな戦いです。スタミナ、パワーの我慢比べで勝る馬にチャンスがあります。
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