【フェアリーS】思い込み注意!イメージとは真逆な『激走馬の法則』に合致した人気薄

外枠はむしろプラスに働く可能性があるヴァンルーラー

外枠はむしろプラスに働く可能性があるヴァンルーラー


競馬歴の長いファンほど中山芝1600mは、「内枠有利」のイメージがありますよね。

1コーナー横のポケットからスタートする中山芝1600mは、最初の2コーナーまでの距離が240mと短いため、外枠に入った馬には大きな距離ロスが生じます。特に多頭数時の外枠は圧倒的不利……が定説です。

しかし、フェアリーステークス(G3)ではイメージと真逆で、不利と言われる「外枠」に入った馬が活躍しているのをご存知ですか?

▼フェアリーS枠順別成績(過去5年)
1~3枠[2-1-2-25]複勝率16.7%
4~6枠[1-3-1-25]複勝率16.7%
7~8枠[2-1-2-15]複勝率25.0%

▼フェアリーSの7・8枠好走馬(過去5年)
21年2着 ホウオウイクセル(8人気)
→8枠15番

19年2着 グレイスアン(5人気)
→7枠13番

18年1着 プリモシーン(2人気)
→7枠14番

18年3着 レッドベルローズ(7人気)
→7枠13番

17年1着 ライジングリーズン(10人気)
→8枠15番

キャリアの浅い3歳牝馬の重賞では馬群に包まれることなく、スムーズに能力を発揮できる外枠に入ったが結果を残しています。

上記と同じ傾向は中山芝1600mと同じく外枠不利と言われる東京芝2000mのフローラSや、中山芝2000mの紫苑Sなどでも見られますね。

さらに馬券を買うファンも「中山芝1600m=外枠不利」という固定観念があるのか、毎年のように外枠各馬が穴馬券を量産!?

2017年1着ライジングリーズンは10番人気、18年3着レッドベルローズは7番人気、昨年8番人気で2着に入ったホウオウイクセルは、8枠15番からの激走でした。

また外枠で好走した5頭のうち、4頭は中団後方から競馬をした「差し・追い込み馬」なのも注目。

中山芝1600mで外枠から先行集団につけるには余計な脚を使わされるだけに、前半は無理せず直線勝負に賭ける馬が狙い目です。

今年、7・8枠に入った馬で差し・追い込み馬は⑬ヴァンルーラーのみ。上がり33秒台の決め手を武器とする末脚タイプで、フェアリーSの激走条件をバッチリ満たした人気薄です!(コース適性分析班・大宮)

人気薄といえば、大好評をいただいている「三ツ星穴馬」のコーナー!

先日の京都金杯では2着ダイワキャグニーを「激走データ」、「コース適性」で星★★推奨。お陰様で大反響をいただきました!絶好調の「三ツ星穴馬」はこちら⇒