【京成杯】出走頭数で好走馬の傾向が変わる!? 16頭立ての今年だから浮上する穴馬

中山2000mで連勝を狙うルークスヘリオス

中山2000mで連勝を狙うルークスヘリオス


京成杯(G3、中山芝2000m)は『出走頭数』によって、好走馬の傾向がガラッと変わるレースです。

具体的には12頭立て以下では「逃げ・先行」有利の前残り。一転して15頭を超える多頭数時は「差し・追い込み」が台頭します。過去10年の該当年における馬券対象馬18頭のうち、驚くべきことに14頭が直線勝負に賭ける末脚タイプの馬でした。

▼15頭を超える京成杯の上位馬(過去10年)

18年 15頭立て
2着 コズミックフォース 11番手
3着 イェッツト 8番手

17年 15頭立て
1着 コマノインパルス 7番手
2着 ガンサリュート 11番手
3着 マイネルスフェーン 11番手

16年 15頭立て
3着 メートルダール 13番手

15年 17頭立て
1着 ベルーフ 12番手
2着 ブラックバゴ 7番手
3着 クルーガー 10番手

14年 16頭立て
1着 プレイアンドリアル 8番手
2着 キングズオブザサン 1番手
3着 アデイインザライフ 4番手

12年 16頭立て
1着 ベストディール 6番手
2着 マイネルロブスト 11番手
※馬名横の数字は4角の位置取り

例年、京成杯は昨年12月から連続開催の中山7週目に行われます。芝の内ラチ沿いは掘り返され荒れてきており、外差しが決まりやすい馬場になりやすいのが特徴です。

しかし、頭数が集まらない年はキャリアの浅い3歳限定の芝中距離戦らしく、超がつくスローペースとなり前残りが多発します。ところが15頭を超えると道中の流れも速くなるため、末脚タイプの馬が浮上するカラクリですね。

特に今年の京成杯は例年にも増して逃げ・先行馬が揃い、差し・追い込み馬は片手で数えるほどしかいません。

中でも注目したいのがルークスヘリオスロジハービンの2頭。いずれも今回と同じ中山芝2000mの未勝利戦で差し切り勝ちを収めています。未勝利を勝ち上がったばかりでも、16頭立てで行われる今年は激走に要注意です!