コスモネモシン「叩き合いになれば絶対に負けません」

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5月20日、オークスの枠順が決定した。

桜花賞9着からの巻き返しを狙うコスモネモシン(牝3、美浦・清水英厩舎)は、1枠1番。
「コースロスなく行けますね。ほら、新聞にも載っていますよ」と、清水英克調教師はスポーツ新聞を広げ、笑顔を見せた。

中間の調整も順調に来ており、20日の調教後馬体重発表では454キロ。
輸送減りと見られる桜花賞時の432キロから、22キロ増の回復を見せている。
「水曜の追い切りでの動きも良かったですし、ここまで順調に来ています」と、清水英調教師も仕上がり具合に自信を見せる。

桜花賞と比べて、レース展開も陣営の望みどおりになりそうだ。
「桜花賞は流れが落ちついてしまいましたけど、今回は引っ張ってくれそうな相手がいますからね。前の組に飛ばしてもらって、そこから少し離れた5番手くらいを追走していく形になるのかな。最後は併せ馬の形になってくれるといいですね。ネモシンは勝負根性がありますから、叩き合いになれば絶対に負けませんよ。スッキリとしたレースをしたいですね」と、笑顔を見せる清水克調教師。

フェアリーステークスでは有力候補のアプリコットフィズを破り、フラワーカップでは1キロ重い斤量でオウケンサクラと僅差の勝負を見せており、実力は既に証明済み。
大一番でのコスモネモシンの巻き返しに注目だ。


コスモネモシン
(牝3、美浦・清水英厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:デュプレ
母父:Singspiel
通算成績:7戦2勝
重賞勝利:10年フェアリーステークス(G3)