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【3歳馬情報】名門三嶋牧場の良血馬が堂々の復帰!
2022/4/4(月)
いよいよ今週はクラシック第一弾の桜花賞。翌週には皐月賞を控える。オークス、ダービーの近く中、未勝利、1勝クラスにいる馬たちはもう負けられない。しっかりと勝負を決めてトライアルに挑みたい良血馬たちを、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆4月9日
●1勝クラス・阪神ダート1800m
インディゴブラック(牡、キタサンブラック×カーニバルダクス、栗東・奥村豊厩舎)
芝でも4,6,3着と好走していたが、前走でダートに初挑戦。すると2着に7馬身、3着には14馬身もの大差をつける圧勝。しかも2着馬は次走を勝ち上がっているのだから、メンバーに恵まれたわけでは無い。この内容なら、1勝クラスでも勝負になるだろう。鞍上は坂井騎手。
●未勝利・中山芝2000m
ハリウッドフェーム(牡、モーリス×ミルクトーレル、美浦・栗田厩舎)
母は中央の芝短距離で3勝。中山替わりの前走でパフォーマンスは大幅に向上し2着入線。切れよりも持久力で勝負するだけに中山が合う。課題だった集中力はチークピーシズを着用したことで改善されつつあり、初勝利は近づいている。鞍上は横山武史騎手。
●未勝利・中山ダート1800m
リトルポピー(牝、クロフネ×リトルアマポーラ、美浦・奥村武厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。芝のデビュー戦は13着と大敗したが、ダートに変えてからは2,3,2着。難しいところがあるようだが、成績そのものは安定している。調教も古馬を相手にしっかり動いており、今度こそ初勝利といきたい。鞍上は横山武史騎手。
●未勝利・阪神ダート1800m
ハーツアズワン(牡、ハーツクライ×スキャットレディビーダンシング、栗東・池江厩舎)
年末の新馬戦でデビューし、悔しいハナ差2着。2戦目の未勝利戦はハイペースで逃げたことが祟り、シンガリ負けに終わっている。走法などを考慮し、今回は初めてダートに挑戦。調教では、CWで1F11秒台前半の時計を連発しておりデキも上向いている。鞍上は荻野極騎手。
●未勝利(牝)・阪神ダート1800m
プレミアムスマイル(牝、ロードカナロア×ジンジャーパンチ、栗東・池添学厩舎)
半姉ルージュバック(重賞4勝)、半兄ポタジェ(4勝、新潟大賞典2着)。新馬戦では、セリフォス(重賞2勝)、ベルクレスタ(アルテミスS2着)に続く人気を集めたが、結果は9着。その後も8,9着と結果は芳しくない。今回は目先を変えてダートに挑戦。ここで変わり身を見せてほしい。鞍上は西村淳騎手。
◆4月10日
●忘れな草賞・L・阪神芝2000m
アートハウス(牝、スクリーンヒーロー×パールコード、栗東・中内田厩舎)
名門三嶋牧場の中でも、特に評判の高かった馬。期待に応え、新馬戦は3馬身差の楽勝を決めている。ただ2戦目のエリカ賞は、速めのペースに苦しんだか2番手から後退し6着。以降は休養し、ここが復帰戦となる。1週前調教でCW1F10秒9の好時計をマークし、仕上がりは上々。ここを勝ってオークスへ向かいたい
パーソナルハイ(牝、ディープインパクト×パーソナルダイアリー、栗東・矢作厩舎)
桜花賞を予定も、抽選除外になった場合は、ここへ回る。赤松賞ではナミュールに交わされるも逃げ粘って2着に残り、スターズオンアース(重賞2着2回)に先着。ここ2戦は逃げられず不本意な競馬が続いているが、先手を取れれば勝機も見えてくる。
●1勝クラス(牝)・中山芝1800m
サンカルパ(牝、ドゥラメンテ×ハイドバウンド、美浦・田中博厩舎)
母はアルゼンチンの重賞勝ち馬。前走のデイジー賞は、2番手から抜け出しゴールも見えた瞬間、ルージュエヴァイユが飛んできて惜しくもクビ差2着。その勝ち馬はフローラSの有力候補に挙がる馬であり、相手が悪かった。「楽に好位に取りつけるセンスがあり、レース運びの上手さが特長。マイルから中距離までこなせる。広いコースよりも中山のような小回りでトリッキーな舞台は機動力が生きる」とは記者の話。堅実に牝馬限定の平場戦を選択し、しっかり勝ち上がりたい一戦だ。鞍上は津村騎手。
●未勝利・中山芝1600m
パラレルヴィジョン(牡、キズナ×アールブリュット、美浦・国枝厩舎)
母は4勝。牧場で調整されていた頃から評判は高く、早期デビュー予定もあってPOGでも人気になった一頭。しかし昨年夏に入厩も一頓挫あり、デビューがここまで伸びてしまった。3月中旬にゲート試験をパスし、以降は順調に乗り込めている。「力強い胸前をしており、パワー寄りの走法で、フットワークもダイナミック。長い距離のイメージではなく、マイル前後がベストか」とは記者発の情報。もともと期待が高かった馬なので、デビューを勝ちを決め、できればPOG期間内に2勝はしてほしい。
●未勝利・阪神芝1400m
バンデルオーラ(牡、トーセンラー×マチカネハヤテ、栗東・牧浦厩舎)
デビュー戦はクビ差2着。前走は直線で先頭に立とうとしたところ、内のハギノモーリスが外に寄れて接触し、外にいたサブライムアンセムとの間に挟まれる形で、3位入線。1位入線のハギノモーリスが降着となったため2着に繰り上がったが、不利が無ければと思われる悔しい一戦。だが繰り上がり1着のサブライムアンセムが続くフィリーズレビューを勝っており、この馬も未勝利クラスのレベルではない。今度こそ初勝利を決めたい。
◆新規入厩2歳馬
リアリーホット(牝、ロードカナロア×ホットチャチャ、栗東・斉藤崇厩舎)
半兄エタリオウ(菊花賞2着)。セレクトセール1億7600万円(税込)
トラネスハープ(牝、キンシャサノキセキ×ボシンシェ、美浦・武井厩舎)
半兄グレンツェント(東海S勝ち馬)
テンノメッセージ(牝、ルーラーシップ×チアズメッセージ、栗東・高柳大厩舎)
半兄クリプトグラム(目黒記念勝ち馬)、半姉ビオグラフィー(5勝)
サビドゥリア(牡、サトノアラジン×マイジェン、栗東・畑端厩舎)
半兄プルパレイ(ファルコンS勝ち馬)
シャザーン(牡、ロードカナロア×クイーンズリング、栗東・友道厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。セレクトセール2億4200万円(税込)
アンタッチャブル(牡、ハービンジャー×ガラアフェアー、栗東・友道厩舎)
近親ヴィクトワールピサ(ドバイワールドCなどGⅠ3勝)。セレクトセール1億340万円(税込)
ガルヴァナイズ(牡、リアルスティール×カヴェリナ、栗東・友道厩舎)
おじグルーヴィット(中京記念勝ち馬)
プロテア(牡、ロードカナロア×ナスケンアイリス、美浦・手塚厩舎)
半兄モジアナフレイバー(東京大賞典3着)
フェブランシュ(牝、リアルスティール×マイティースルー、美浦・黒岩厩舎)
半姉パッシングスルー(紫苑S勝ち馬)、スルーセブンシーズ(紫苑S2着)
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