【アメリカ遠征記】当たり前とはなんやろう?


席に座れば、ご飯や飲み物が出てくる。
脱いだ服をカゴに入れれば、洗濯してシワなく仕上がってる。
そんな普段なら「当たり前」と思っていることが、海外遠征で1人になると当たり前ではなくなる…。嫁さんのありがたみを痛いほど感じます。

当たり前ってなんなんやろう?って思う事があるんですよね。当たり前って誰が決めたのか、決められたのか分かりません。人と人がぶつかり合うときも、お互いの当たり前が違った瞬間にぶつかり合うのかも。

馬は言葉を話してコミュニケーションをはかる事は難しい。だから出来なくて当たり前、と思いながらケンタッキーで1人と1頭で生活してます。あまり干渉せずに生活すれば、お互いストレスなく過ごせるのかもしれません。

あっこないだチャーチルダウンズのセキュリティの仕事をしてるジムと1ヶ月ぶりに日本食を食べに行ってきましたけど、懐かしさもあって日本にいるだけでは感じる事のない美味しさを感じました。海外にいると、日本で感じてた当たり前がより一層特別なものに感じるのかな。日本食万歳、寿司ざんまい(笑)

食事といえば、ここケンタッキーでは検疫上の問題で馬のエサは日本と同じ物を使えないんです。競走馬をアスリートとして考えてもらうと分かりやすいと思いますが、調教内容に応じて与えるエサも変わるんですよ。カロリーやタンパク質の多さなど気をつける点が多いし、日本とは調教の負荷のかけ方も違うので、色々と工夫しないとアカン事も多いです。

クラウンプライドもしっかり食べているけど、日本の食べ物との違いを感じているかもしれませんね。

クラウンプライド