【アメリカ遠征記】ケンタッキーはお祭り状態!枠順抽選会もありました!


もうケンタッキーの街全体がお祭り状態です!

週はじめに大きい花火がバンバン打ち上がって、それがお祭りウィークのスタートセレモニーみたいなもんで。それからは毎日毎日、いろんなイベントが行われてます。調教で馬乗ってたら、急に馬場の内側で大勢の人が走り出して。何やと思ったら、いきなりマラソン大会が始まってましたよ。これも一連のイベントのひとつみたいやけど、調教の真っ最中にマラソン大会が始まるなんて、日本じゃ考えられないですよね(笑)。普段ホテルから競馬場まで車で移動するときに通っている一本道のメイン通りも封鎖されて、シャトルバスしか通行できない状況になったり、交通規制の徹底ぶりからも本当に街全体が特別な1週間を過ごしているなという感じです。で、このお祭りのフィナーレが「ケンタッキーダービー」なんですね。そら盛り上がるわ。

枠順抽選会


僕たちも連日セレモニー続きで。今週から新谷先生もこちらにきて、着いて早々に枠順抽選会、その後も毎日一緒に何かしらのパーティーに出ています。スーツ1着しか持ってきてないから、もう着る服があらへん(笑)。因みに枠順抽選会で7番を引いたときには、たくさんの人たちが「良い枠だね!」と声を掛けてくれて。ほんまにアウェイからホームみたいな雰囲気になって、みんなが僕たちのことを応援してくれているのを感じますね。ついさっきホテルのフロント近くを通ったら、3人の外人がタキシード着て演奏するなかパーティーが開かれてて。何ごとかと思ったら「あなたたちを応援するためのパーティーよ」と。ダービーに出る僕たちが泊まってるってことで、僕たちのためだけにホテルが応援のパーティーをしてくれるなんてお祭り騒ぎはさすがの僕でも見たことありません。

ほんまにこんなに街全体がぶっ続けでお祭り状態が続くなんて経験したことないし、日本じゃ考えられないありえへんことが次から次に起こり続けてる感じで。ほんま凄いわケンタッキーダービー。

調整は至って順調で、クラウンプライドもこちらの考えを理解していると思います。5/4の最終追い切りも、コースに対応した走りができていました。クリストフも「コーナーがキツいコース形態に合わせて、体を傾けて内へ内へ上手に走れていた。前後左右のバランスも整っているし、カンペキ!」と言ってくれました。調子がすごく良いし、勝てるチャンスがあると思っています。

スポーツで最も偉大な2分間、といわれるほど世界中の注目が集まるケンタッキーダービー。僕が「俺たちで歴史を変えよう」と話したら、クリストフは「変える、じゃない。俺たちが新しい歴史を作るんだ」と答えました。ここまでやりたいことを全てやれているし、本当に楽しみです!

松田助手