【NHKマイルC】今年は1頭だけ!「東京芝1600m」替わりで急浮上する鉄板軸馬

前走弥生賞5着インダストリア

前走弥生賞5着インダストリア


NHKマイルカップ(G1、東京芝1600m)には、多くのファンが気づいていない「馬券のポイント」があるのをご存知ですか?

論より証拠。まずは前走の距離別成績をご覧ください。

▼NHKマイルC前走距離別成績(過去10年)
今回延長[1-2-1-35]複勝率10.3%
同距離 [6-3-5-83]複勝率14.4%
今回短縮[3-5-4-32]複勝率27.3%

興味深いことにNHKマイルCでは、前走で1400mなどを走っていた「距離延長組」が大苦戦!? 昨年も1番人気に支持されたグレナディアガーズが3着に敗れたのを筆頭に、過去10年で4頭しか来ていません。

対照的に好成績を残しているのが、前走で1800~2000mを使われていた「距離短縮組」。複勝率27.3%は単純にベタ買いしても、約4回に1回は馬券に絡んでいます。

NHKマイルCの舞台となる東京芝1600mで好走するには、長い直線コースを最後までスピードを維持できる優れた持久力が求められます。マイル戦ながらスタミナも要求されるため、前走で長い距離を走っていた馬にアドバンテージがあるようです。

また距離短縮組でも「前走1800~2000mで0秒3差(約1馬身半)惜敗馬」に限定すると、複勝率42.9%まで上昇!

この中には2019年に14番人気で2着に激走したケイデンスコールなどの爆穴馬も含まれており、昨年も唯一の該当馬シュネルマイスターが2番人気で快勝しました。

21年1着 シュネルマイスター(2人気)
→前走弥生賞2着(0秒2差)

19年2着 ケイデンスコール(14人気)
→前走毎日杯4着(0秒2差)

18年2着 ギベオン(2人気)
→前走毎日杯2着(0秒3差)

今年、上記で紹介した馬券のポイントに完全一致する距離短縮馬は、前走の弥生賞で勝ち馬から0秒3差5着から参戦となるインダストリア1頭のみ。2走前には芝1600mのジュニアCでも勝利経験があり、実績がある距離に替わり巻き返し必至です!