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【2・3歳馬情報】秋を見据えた良血馬たちが続々登場!
2022/5/16(月)
いよいよ今週はオークス。来週はダービー。3歳春の大一番が迫ってきた。2歳馬も続々と入厩している中、ダービーやオークスに間に合わなかった素質馬たちの視線は秋を向いている。秋の飛躍に向けて注目したい馬たちを、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆5月21日
●カーネーションC(1勝クラス)・東京芝1800m
プルサティーラ(牝、ディープインパクト×カヴァートラブ、栗東・中内田厩舎)
中内田厩舎所属のディープ牝馬ということで、POGでも人気を集めた一頭。デビューは昨年夏の新潟と早かったものの、なかなか勝ち上がれず、2月の未勝利戦で待望の初勝利を挙げている。その後は無理せずオークストライアルをスルーし、自己条件の当レースに照準。後方から強襲を決めた前走の脚を見ると、東京コースでの走りが楽しみである。鞍上は横山武史騎手。
ショショローザ(牝、ロードカナロア×マンデラ、栗東・友道厩舎)
半兄にワールドプレミア(菊花賞、天皇賞・春勝ち馬)、ヴェルトライゼンデ(ダービー3着)がいる良血。年明けの新馬戦を勝ち、クイーンCに挑むも結果は11着。直線の不利が結果に影響を及ぼしており、この着順が能力ではないだろう。その後はソエが出て間隔を開け、当レースで復帰予定。1週前のCWでは1F11秒1の好タイムが出ており、仕上がりは良好だ。鞍上は池添騎手。
●早苗賞(1勝クラス)・新潟芝1800m
エーデルブルーメ(牝、ハービンジャー×アーデルハイト、栗東・安田隆厩舎)
おばブエナビスタ(GⅠ6勝)、ジョワドヴィーヴル(阪神JF勝ち馬)、おじアドマイヤオーラ(重賞3勝、ダービー3着)。4戦目で初勝利。格上げ初戦となった前走のミモザ賞は、2番手追走から逃げたラブバイローに並びかけたが、最後は力尽きて2着。勝てばオークストライアルも視野に入るところだったが、敗れたため自己条件の当レースへ出走予定。直線平坦のほうが良さそうという話なので、前走以上の結果を期待したい。鞍上は岩田康騎手。
●1勝クラス・東京芝1600m
ベストフィーリング(牡、ドゥラメンテ×フィールザレース、美浦・手塚厩舎)
母はアルゼンチンのGⅠウィナー。「マイルに短縮した3戦目で勝ち上がり。母系の血筋や前進気勢の強さからマイル以下の距離が合っている印象。まだ上を目指せる器で、昇級でも即通用」とは現地記者の話。鞍上は横山武騎手。
●未勝利・東京芝2400m
ミルヴィオ(牝、ディープインパクト×シユーマ、美浦・手塚厩舎)
昨年末にデビュー。着順は4着だが、勝ち馬から時計差無しと惜しい敗戦だった。「脚長の体型で大きめのストライドなだけに、東京2400mはマッチしそうな印象。母の産駒は奥手だけに、本物になるのはこれから」とは現地記者の話。成長型という話だが、兄姉6頭のうち、2頭は一戦のみで引退。他の4頭(ブレステイキング、ヘリファルテなど)は2戦目までに勝ち上がっており、今回は結果を出したい。
●未勝利・中京ダート1800m
スーパーチーフ(牡、キンシャサノキセキ×サンタフェチーフ、栗東・斉藤崇厩舎)
芝のレースでは7,9着と不調のため、前走で初めてダートを使ったところ2着に入線。この結果から、今度もダート戦を予定している。セレクトセールで1億円以上の高値がついた半弟フェイト(牡、リアルスティール×サンタフェチーフ、栗東・矢作厩舎)は前評判が高く、既に栗東入りして早期デビューも考えられる状況。弟に先を越されないためにも、早くに勝ち星を挙げたい。
●未勝利(牝馬限定)・新潟芝1800m
ブロセリアンド(牝、キタサンブラック×アメリ、栗東・高橋忠厩舎)
祖母はアメリカ殿堂入りの名牝。昨春に膝の剥離骨折があり、その影響もあってデビューが遅れてしまった。「まだ体力的に成長途上の感はあるが、スラリと品の良さを感じさせる作り。切れよりも持久力型で、いかにも芝の中距離向き」と記者の話。鞍上は荻野極騎手。
◆5月22日
●鳳雛S(リステッド)・中京ダート1800m
ハピ(牡、キズナ×クイーンパイレーツ、栗東・大久保龍厩舎)
新馬戦、1勝クラスとデビューから2連勝。特に前走は、セレクト1億超の高馬で1番人気に支持されていたアスクドゥラメンテを、外から差しての完勝。重馬場でも1分51秒0(阪神ダート1800m)の時計は速い。これだけ走れれば、オープンクラスでも十分通用する。
カンピオーネ(牡、ヘニーヒューズ×エルフィン、美浦・栗田厩舎)
4コーナーでは、レッドラパルマ(2着馬)から10馬身程度の大差がついていたが、直線に入ると猛然と追い上げ、きっちり差し切った。祖母は地方競馬の名牝ロジータ。ベテランファンなら、応援したくなる一頭だろう。
●未勝利・東京芝2000m
レッドミラージュ(牝、キングカメハメハ×ラキシス、美浦・栗田厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。デビュー2戦目に半馬身差2着し初勝利も見えていたが、前走は馬場の悪い内を通らされた影響か、見せ場なく終わっている。母は新馬戦こそ勝ったが、覚醒した時期は遅かった。本馬も、これからが本番だ。
●未勝利・東京ダート1600m
シャンドマルス(牡、Arrogate×プレシャライジング、美浦・国枝厩舎)
おばに北米GⅠを13勝の名牝ゼニヤッタ、北米GⅠ3勝のバランスがいる。ノドの手術もあって調整が遅れ、デビューも遅くなってしまった。1週前の追い切りでは、ウッドで5F65秒7-11秒7と上々の時計をマーク。レーン騎手を背に待望のデビューを迎える。
◆新規入厩
アイリッシュパール(牝、Saxon Warrior×ホームカミングクイーン、美浦・栗田厩舎)
母はGⅠイギリス1000ギニー勝ち馬。半姉シェイル(アイルランドGⅠ勝ち馬)
ラヴェル(牝、キタサンブラック×サンブルエミューズ、栗東・矢作厩舎)
母は3勝、芙蓉S1着。半姉ナミュール(阪神JF勝ち馬)、半兄ヴェスターヴァルト(4勝、ファルコンS3着)
ミラクルキャッツ(牝、キンシャサノキセキ×ランニングボブキャッツ、美浦・堀厩舎)
半兄アジアエクスプレス(朝日杯FS勝ち馬)、レピアーウィット(マーチS勝ち馬)
ショウナンマラマ(牝、ダイワメジャー×ムーンライトベイ、栗東・西園厩舎)
全姉シゲルピンクダイヤ(桜花賞2着)、半姉シゲルピンクルビー(フィリーズレビュー勝ち馬)
フォーチュンワードの20(牡、ハーツクライ×フォーチュンワード、美浦・大竹厩舎)
半兄グレートパール(平安S、アンタレスS勝ち馬)
ブリスキー(牡、ハービンジャー×サンデースマイルⅡ、美浦・堀厩舎)
半兄フルーキー(チャレンジC勝ち馬)、マンオブスピリット(京都新聞杯2着)。セレクトセール1億2100万円(税込)
デューデット(牝、モーリス×デニムアンドルビー、栗東・友道厩舎)
母はGⅡ2勝、ジャパンC、宝塚記念ともに2着
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