【七夕賞】斤量を見るだけでわかる!?「荒れるハンデ重賞」で見つけた軸馬候補

前走同舞台で圧勝しているアンティシペイト

前走同舞台で圧勝しているアンティシペイト


ハンデ戦で行われる七夕賞(G3、福島芝2000m)には、競馬歴の長いファンなら「そんなバカな!」と即答するであろう、常識を覆す驚くべき傾向があります。

聞いて驚かないでください。七夕賞では『前走より斤量増』の馬が活躍しているんです!

▼前走からの斤量比較別成績(過去5年)
斤量増[2-3-0- 8]複勝率38.5%
増減無[1-1-0-23]複勝率8%
斤量減[2-1-5-26]複勝率23.5%

大前提としてハンデ戦では出走馬が均等に勝利できるよう、負担斤量を調整します。

具体的には実績のある馬は重く、実績の乏しい馬は軽くすることにより、ゴール前で各馬が横一線となるようにすることが狙いです。

こうして多くのハンデ戦では、同斤量であれば敵わないであろう実力馬に、斤量の軽い馬が先着することが珍しくありません。

しかし、七夕賞では前走より斤量が増えた馬が多く馬券に絡んでおり、[2-3-0-8]複勝率38.5%と約3頭に1頭が馬券に絡んでいるのをご存知でしたか?

それにも関わらず斤量増を理由に人気を落としているようであれば、馬券的に絶好の狙い目となります。

今年、前走から斤量が増えた馬は下記の3頭。

アンティシペイト(55→56.5キロ)
ショウナンバルディ(56→57キロ)
フォルコメン(54→55キロ)

特に前走で七夕賞と同舞台の福島民報杯を5馬身差で圧勝したアンティシペイトは、斤量増馬のなかで最も重い1.5キロ増での出走。それだけハンデキャッパーに実力を認められた裏返しで、軸馬候補として打ってつけの1頭です!