【中京記念】今年は1頭だけ!ハンデ戦の常識を覆す「好走馬の法則」をクリアした魅力の穴馬

トップハンデ57.5キロとなるカデナ

トップハンデ57.5キロとなるカデナ


今年の中京記念(G3、芝1800m)は、小倉競馬場で行われます。

昨年に続く変則開催に戸惑うファンの方も多いと思いますが、このレースには競馬場を問わず、カンタンに激走候補を見つける方法があるのをご存知ですか?

それが「ハンデ」です!

ただ、各馬の負担重量そのものではありません。重要なのは「前走との斤量差」に注目してください。

▼前走からの斤量別成績(過去10年)
斤量増[4-0-5-12]複勝率42.9%
増減無[2-4-3-48]複勝率15.8%
斤量減[4-6-2-68]複勝率15.0%

ハンデ戦は出走馬の実績に合わせて負担斤量を調整します。実績のある馬は重く、実績の少ない馬は軽くすることにより、ゴール前で各馬が横一線となるようにすることが狙いです。

こうして多くのハンデ戦では、同じ斤量では敵わないであろう実力馬に、斤量の軽い馬が先着することが珍しくありません。

先日の七夕賞でもハンデ54キロのエヒト(6人気)が、1番人気に支持された重賞で複数回の好走歴がある2着ヒートオンビート(57.5キロ)に、2馬身半差を付けて圧勝しました。

しかし、中京記念においては「前走から負担重量が増えた馬」の方が好成績をマークしています!

▼前走から斤量増馬の好走(過去5年)
●21年
3着 クラヴェル(5人気)
前走51キロ→52キロ

●20年
3着 エントシャイデン(9人気)
前走55キロ→56キロ

●19年
3着 プリモシーン(1人気)
前走55→55.5キロ

●18年
1着グレーターロンドン(1人気)
前走56→56.5キロ

今年と同様に変則開催だった2020年も、9番人気の伏兵エントシャイデンが3着に激走。21年と同じ小倉芝1800mで行われた昨年は、唯一の該当馬3着クラヴェルが馬券に絡んでいます。

そして今年の出走馬で「前走から負担重量が増えた馬」は、カデナ(前走57→今回57.5キロ)の1頭のみ!?

4走前には今回と同舞台の小倉大賞典でも57.5キロを背負い3着に好走。他馬より重い斤量とダート戦に使った近走成績を嫌われて人気を落とすようなら絶好の狙い目です!