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【2歳馬情報】セレクトセールで1億7000万超え!近親に活躍馬多数の良血馬が土曜新潟に登場!
2022/8/1(月)
今週は新潟と札幌の2場開催となるが、土曜新潟芝1800m戦ではセレクトセール1億7000万超えのフェイトなど素質馬が多数スタンバイ。そんな若駒たちを厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が有力馬を紹介していく。
◆8月6日
●新潟芝1800m
フェイト(牡、リアルスティール×サンタフェチーフ、栗東・矢作厩舎)
母は3勝、日経新春杯5着。近親シュネルマイスター(NHKマイルC勝ち馬)、サラキア(有馬記念、エリザベス女王杯ともに2着)、サリオス(ダービー、皐月賞ともに2着)。セレクトセール1億7600万円(税込)。「厩舎のオープン馬ダノンファラオと強めの併せ馬を消化。加速の際のアクションが良く、父同様に芝中距離が合いそうな素軽さがある」とは記者の話。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、CW6F82秒4-67秒5-11秒7。時計は水準級だが、重賞ウイナーのダノンファラオを煽ったことは評価したい。鞍上は福永騎手。
タイセイマイティ(牡、ハーツクライ×ゴッドフェニックス、栗東・西村厩舎)
母は3勝、半兄ロイヤルバローズ(3勝)、おばダイワエルシエーロ(オークス馬)、おじビッグプラネット(重賞2勝)、グレーターロンドン(中京記念勝ち馬)、ダイワディライト(7勝)。終い重点で全体時計は遅いものの、CWで上り1F11秒台前半を連発。31日・日曜日の坂路では53秒7-12秒1をマークするなど、仕上がりは急ピッチに進んでいる。
●新潟芝1600m(牝馬限定)
ソフィアエール(牝、Kingman×Sivoliere、栗東・杉山晴厩舎)
7日の坂路で51秒8の好時計を出したように、他馬以上に仕上がりは進んでいる。28日は坂路53秒0-11秒7。この上り1F11秒7は、古馬を含めても当日ナンバー1で、初戦から期待大だ。
ルージュイストリア(牝、ドレフォン×レッドクラウディア、美浦・大竹厩舎)
母は交流GⅢクイーン賞勝ち馬。調教はウッド81秒6-66秒9-12秒0。余裕を持っての6F81秒台は評価できる。鞍上は福永騎手。
ビップクロエ(牝、シルバーステート×カリズマティックゴールド、栗東・松下厩舎)
半兄エンヴァール(4勝)。2週前までは目立たなかったが、1週前はCW6F81秒3-65秒5-11秒9と大きく時計を詰め、デビューへ向け変わり身を見せている。
ミタマ(牝、ハーツクライ×モナリザ、栗東・上村厩舎)
2週前のCWで6F82秒8-11秒2。1週前の坂路でも53秒6-12秒0と、ともに終いの時計が目立っており、実戦でも長い新潟の直線を利して末脚を生かしたい。
ウィンターダフネ(牝、ブラックタイド×ウィンターコスモス、美浦・国枝厩舎)
半兄アイスバブル(重賞2着3回)、グリュイエール(エプソムC3着)。調教はウッドで6F85秒8-12秒6で、併せた2頭に遅れ。レースへ行っての変身を待ちたい。
●札幌芝1200m
テラステラ(牡、モーリス×ステラリード、栗東・矢作厩舎)
母は函館2歳S勝ち馬。半兄キングエルメス(京王杯2歳S勝ち馬)、カイザーノヴァ(クローバー賞1着)、半姉パラスアテナ(紫苑S2着)。入厩して間もないが、既にシュウジデイファームで速めの時計を出しており、仕上がりは問題なかろう。2歳戦から結果を出す一族なので、初戦から好勝負を望みたい。鞍上は吉田隼人騎手。
メイクアスナッチ(牝、ルーラーシップ×スナッチマインド、美浦・武市厩舎)
母は5勝、京都牝馬S3着。1週前は函館ウッドで、時計は目立たないものの古馬2勝クラスを5馬身程度追走して併入しており、動きはいいようだ。鞍上は岩田望騎手
◆8月7日
●新潟芝1600m
ゴルデールスカー(牡、モーリス×マラムデール、栗東・大久保龍厩舎)
母は3勝、愛知杯4着。半兄ワーフデール(現2勝)、おじフサイチリシャール(朝日杯FS勝ち馬)、おばライラプス(クイーンC勝ち馬)、ビーチサンバ(阪神JF3着)。7月30日のマイル戦を予定も、1週延ばして当レースへ。相手関係を考慮すれば、こちらのほうが正解だろう。「長めからしっかり乗られており、1週前追いはビシッと負荷をかけた調整。併せ馬の相手を置き去りにして、ゴール板までパワフル満点の走り。切れ味で勝負する印象ではなく、持久力があるタイプ」とは記者の話。調教時計はCW6F81秒2の好時計で、追う毎に良化が進んでいる。鞍上は香港のホー騎手。
フォミルマジック(牝、Saxon Warrior×Bewtched、栗東・藤原英厩舎)
母は欧州でGⅢを4勝。半兄はイギリスGⅢ勝ち馬。「 父の初年度産駒にあたるが。約1ヶ月ほどかけ、坂路とウッドチップで丹念に乗り込まれている。大跳びで豪快なストライドで、2歳のこの時期でも脚取りは力強く、パワーもありそう」とは記者の話。鞍上は岩田望騎手。
レッドヴァジュラ(牡、ロードカナロア×ジョリージョコンド、栗東・池江厩舎)
半兄ファストアプローチ(札幌2歳S2着)。CW83秒2-68秒4-12秒0で、併せた相手に先着している。鞍上は松山騎手。
●新潟ダート1800m
グローバリスト(牡、シニスターミニスター×ジャポニズム、栗東・西村厩舎)
おじアデイインザライフ(新潟記念勝ち馬)、ファストフォース(CBC賞勝ち馬)。1週前はCW6F84秒3-67秒3-11秒4。2週前には同じくCWで1F11秒0の高速上りをマークしている。
イエルバブエナ(牡、マジェスティックウォリアー×ミンティエアー、栗東・須貝厩舎)
母はフローラS2着。半兄エルモンストロ(4勝)。調教は坂路53秒6-12秒6を楽にマーク。一族はダートで活躍している馬も多く、この馬もダートからスタートだ。
●札幌芝1800m
メイショウネムノキ(牝、ロードカナロア×メイショウベルーガ、栗東・池添兼厩舎)
母は京都大賞典、日経新春杯勝ち馬。半兄メイショウテンゲン(弥生賞勝ち馬)、半姉メイショウミモザ(阪神牝馬S勝ち馬)。調教は平凡だが、重賞勝ちの兄メイショウテンゲンは初勝利が4戦目、メイショウミモザに至っては初勝利まで10戦かかっている。本馬も長い目で見たい。
◆新規入厩
マチカゼ(牡、ロードカナロア×ラスティングソング、栗東・杉山晴厩舎)
半姉クィーンズベスト(4勝)、エアジーン(3勝)、おじマーティンボロ(重賞2勝)、フレールジャック(ラジオNIKKEI賞勝ち馬)。セレクトセール1億120万円(税込)
パールコードの20(牡、ロードカナロア×パールコード、栗東・中内田厩舎)
母は秋華賞2着。半姉アートハウス(忘れな草賞1着)
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