【関屋記念】意外!? 人気薄がバンバン来る「激走ポジション」から浮上した逆転候補

同舞台で実績のあるシュリ

同舞台で実績のあるシュリ


関屋記念(G3、新潟芝1600m)のように毎年同じ条件で行われる重賞レースでは、ペースや馬場状態に関係なく「激走ポジション」が存在します。

▼関屋記念の脚質別成績(過去5年)
逃げ[1-1-1- 2]複勝率 60%
先行[1-1-2-14]複勝率22.2%
差し[1-2-2-32]複勝率13.5%
追込[2-1-0-20]複勝率13.0%

▼関屋記念を逃げた馬の成績(過去5年)
21年 4着 マイスタイル(10人気)
20年 2着 トロワゼトワル(8人気)
19年17着 マイネルアウラート(17人気)
18年 3着 エイシンティンクル(3人気)
17年 1着 マルターズアポジー(7人気)

日本一長い659mの直線で行われる新潟芝1600mでは、瞬発力に秀でた差し・追い込みタイプが来ているイメージがありませんか?

しかし、関屋記念では4コーナー先頭で回ってきた「逃げ馬」が大活躍。過去5年で3度も馬券に絡んでおり、昨年も10番人気の伏兵マイスタイルが後の3着ソングラインと頭差の4着に粘っています。

直線が長くスローの展開になりやすい関屋記念では、逃げ・先行馬のマークが甘くなる傾向があります。その中でも「人気薄の逃げ馬」がマイペースに持ち込んだ場合は激アツで、17年1着マルターズアポジーは7番人気。20年2着トロワゼトワルは8番人気での激走でした。

今年の出走馬も例に漏れず、有力所の大半は決め手を生かすタイプばかり。過去に逃げて勝利経験がある馬はウインカーネリアンシュリレッドライデンなど片手で数えられるほどしか見当たりません。

この中で人気の盲点になりそうなのがシュリ。5走前に今回と同じく芝1600mの谷川岳Sを4コーナー先頭の競馬で勝利しており、関屋記念の「激走ポジション」である逃げ戦法に打って出れば、一転して逆転候補に浮上します!