≪古馬有力馬次走報≫

トピックス

昨年の宝塚記念6着以来、脚部不安で休養していたトウカイカムカム(牡6、栗東・田所秀厩舎)が栗東に戻って調教を再開した。
「これから少しずつ調教のピッチを上げていく。このまま順調なら8月19日の小倉日経オープンで復帰を考えている」と田所秀師。

プロキオンSで3着と好走したドンクール(牡5、栗東・梅内厩舎)は次走、関越Sに向かうことになった。
「とにかく距離の守備範囲が広い(1200m~2000m)からね。思ったより疲れもないから中1週でも大丈夫。今度は力が入る」と梅内師は確かな手応えを感じていた。
また、同レース4着だったメイショウサライ(牡6、栗東・増本厩舎)は小倉4週目のKBC杯へ向かう。
「長期ブランク明けの前走でも力のあるところを見せてくれた。詰めて使うと疲れが残るので少しでもレース間隔を開けて使う」と増本師。
なお、プロキオンSを除外されたゼンノストライカー(牡7、栗東・藤岡範厩舎)もKBC杯へ向かうことに。
「オープンでも完全にメドが立っているし、距離(1700m)も守備範囲。小倉との相性も良いから楽しみだよ」と藤岡範師。

猪笛代特別で3勝目をマークしたマコトスパルビエロ(牡3、栗東・鮫島厩舎)の次走は小倉3週目の宮崎競馬100年記念になる見込み。
「良くなるのはもう少し先だと思ったが、前走の時計、内容が共に強かった。あれなら昇級でも恥ずかしい競馬はしないんじゃないかな」と松田助手も手応えを感じている様子。
また、同レースには皆生特別を勝ったアグネストラベル(牡4、栗東・宮本厩舎)も出走を予定している。

ストークSを好時計で快勝したアンブロワーズ(牝5、栗東・平田厩舎)は04年の函館2歳S以来、3年ぶりに勝利を収めた。
「前走が減りすぎていたので22キロ増は戻ったぶんでしょう。体つきはこれくらいで丁度良いと思うし、完全復調した感じ。次走については関屋記念を目標に調整していきたい」と平田師。

宝塚記念で13着に敗れたあと、栗東近郊のグリーンウッドに短期放牧に出ているスウィフトカレント(牡6、栗東・森厩舎)は小倉記念に照準を合わせて調整していくとのこと。
「あくまでも馬の状態次第ですが、昨年勝ったゲンの良いレースですし、小倉記念2連覇といきたいですね」と徳江助手。

7/4日の川崎スパーキングレディーCを快勝したメイショウバトラー(牝7、栗東・高橋成厩舎)は、交流重賞のクラスターCへ進む方針を固めた。
「牝馬特有の暑いこの時期は状態が凄くいい。今の状態なら次も期待できるのでは」と高橋成師は重賞4連勝に意欲十分。

脚部不安による長期休養しているカネヒキリ(牡5、栗東・角居厩舎)が栗東で調整を開始。本格的なトレーニングはまだ先だが、このまま順調に行けば武蔵野Sで戦列に復帰することになりそうだ。
「今のところ脚元の具合は良好。これから少しずつ調教ピッチを上げていきます」と村山助手。

高松宮記念の覇者スズカフェニックス(牡5、栗東・橋田厩舎)の今秋のローテーションが決まった。
スプリンターズSには使わず毎日王冠から始動する。なお、結果次第では天皇賞(秋)に参戦も視野に入れるという。
「最大の目標はマイルCSですが、毎日王冠の結果次第では天皇賞(秋)も考えています。ユタカ(武豊騎手)の予定もあるから」と橋田師。