【札幌記念】先週は2ケタ人気馬をズバリ!イメージとは真逆の「激走ポジション」から浮上した伏兵

札幌では連対率100%のアンティシペイト

札幌では連対率100%のアンティシペイト


札幌記念(G2、札幌芝2000m)には、多くのファンが気づいていない「激走ポジション」があります。

先週の関屋記念でも、意外!? 人気薄がバンバン来る「激走ポジション」から浮上した逆転候補の記事で紹介した、12番人気の爆穴馬シュリが2着に激走しました。

今週の札幌記念もイメージとは真逆。ズバリ、「差し馬」に注目してください!

▼札幌記念の脚質別成績(過去5年)
逃げ [1-0-0- 6]複勝率14.3%
先行 [0-1-3-13]複勝率23.5%
差し [4-3-1-14]複勝率36.4%
追込 [0-1-1-18]複勝率10%
マクリ[0-0-0- 1]複勝率0%
※マクリは道中後方→4角4番手以内

札幌記念が行われる札幌芝2000mは、直線が平坦で短いコース設定。夏のローカル開催が行われる競馬場は「逃げ・先行馬が有利」という印象を持っている方が多いでしょう。

しかし、同舞台で行われた札幌記念の過去5年の脚質別成績を振り返ると、道中は中団後方控えていた馬達が活躍。馬券対象馬15頭のうち、半数を超える10頭が「差し・追い込み」でした。

一般的な競馬場を楕円形とすれば、札幌は円形に近いコース。コース1周で直線部分が少なく、4つのコーナーが「緩やかで大きなカーブ」で構成されているのをご存知ですか?

直線が短くてもコーナーでスピードが落ちないため末脚タイプの馬に不利とならず、特に道中のペースが速くなりやすい重賞では差し・追い込み馬がバンバン来ています。

今年、激走ポジションに該当しそうな末脚自慢がアラタ。近2走は道悪や積極策が裏目に出て持ち味を生かし切れていないものの、4走前の福島記念ではメンバー最速の上がりで3着に好走。今回は当時と同じくパンサラッサの大逃げが濃厚。展開が向く可能性大です。

もう1頭の候補がアンティシペイト。前走1000m通過57秒7の超ハイペースになった2走前の福島民報杯を、道中13番手から5馬身差の圧勝。札幌では過去3戦して連対率100%のコース巧者だけに、どちらも伏兵候補として注目してください!