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【2歳馬情報】母はクラシック3冠馬の超良血馬が土曜新潟に登場!
2022/8/22(月)
札幌記念も終わり夏競馬もいよいよ残り2週となった。来年のクラシック戦線を目指した馬たちが期待を持たせる走りを披露しているが、今週も注目の若駒たちが続々とデビューを予定。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が有力馬を紹介していく。
◆8月27日
●新潟芝1800m
オールデイズ(牝、ディーマジェスティ×ピノブラン、美浦・相沢厩舎)
半姉リープフラウミルヒ(福島牝馬S2着)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)、ウッド5F68秒1-12秒1で、古馬3勝クラスに先着している。鞍上は石川騎手。
●新潟芝1600m(牝馬限定)
アスパルディーコ(牝、ブラックタイド×アパパネ、美浦・蛯名厩舎)
母は牝馬3冠を含むGⅠ5勝。半姉アカイトリノムスメ(秋華賞勝ち馬)、半兄ジナンボー(重賞2着2回)、ラインベック(東京スポーツ杯2歳S3着)、モクレレ(4勝)。 調教はウッド5F67秒5-12秒0。「牝馬ながら牡馬に見劣りしない好馬体。1週前追い切りは初めて速い時計を出したが迫力満点。馬なりで無理に追いはしなかったが、仕掛けていれば弾けそうなフットワーク」とは現地記者の話。POG本取材時にも、特に牧場側に期待が高かった一頭。GⅠを勝った母も姉もデビュー戦は負けているので、初戦は結果より内容を重視したい。鞍上は田辺騎手。
アスコルティアーモ(牝、キタサンブラック×アスコルティ、美浦・林厩舎)
半兄アスコルターレは、POG期間内にオープン特別を2勝。おばタッチングスピーチ(ローズS勝ち馬)、おじサトノルークス(菊花賞2着)。ウッド5F68秒6-11秒6で、併せた相手に先着している。「素軽いフットワークが目につき、終いの反応にも鋭さがある。林厩舎らしく、稽古はゴール板を過ぎてからも負荷をかけられており、タイム以上に調教の中身は濃い」とは記者の話。鞍上は池添騎手。
アサクサヴィーナス(牝、モーリス×アサクサティアラ、美浦・高柳瑞厩舎)
母は3勝。おじファイングレイン(高松宮記念勝ち馬)。調教はウッドで5F66秒9-11秒5を軽くマークし、初戦から好勝負できる仕上がりにある。
●小倉芝2000m
アンタッチャブル(牡、ハービンジャー×ガラアフェアー、栗東・友道厩舎)
半姉ボンオムトック(3勝)。近親ヴィクトワールピサ(ドバイワールドCなどGⅠ3勝)。セレクトセール1億340万円(税込)。CW6F83秒7-68秒0-11秒3で、GⅡウイナーのレッドジェネシスには遅れたものの、評判馬ドウフォルスには先着。2週前までは平凡だったが、レースが近づくにつれ良化が進んでいる。
スティーロポリス(牡、リアルスティール×マザーウェル、栗東・西村厩舎)
半兄タイセイトレイル(アルゼンチン共和国杯2着)。CW6F83秒4-67秒0-11秒2。西村厩舎らしく、終いは11秒前半の速い時計で締めている。鞍上は鮫島克駿騎手。
インクルードダイヤ(牝、サトノダイヤモンド×シーズインクルーテッド、栗東・武英厩舎)
半兄サンデーウィザード(新潟大賞典勝ち馬)、ヒーズインラブ(ダービー卿CT勝ち馬)。1週前の新潟を予定も馬房の関係で出馬投票ができず、1週延ばして当レースにまわってきた。調教はCWが重かったため芝で行われ、5F68秒台。8月13日の坂路では52秒7-12秒0の好時計を出している。
●札幌ダート1700m
ユティタム(牡、Justify×ジペッサ、栗東・須貝厩舎)
母は北米GⅠ勝ち馬。セレクトセール2億2000万円(税込)で金子真人HDが落札。調教は函館ダートコースで4F53秒前後の時計で、併せたドルチェモアに先着。そのドルチェモアは20日の新馬戦を楽勝しており、本馬も期待が高まる。鞍上はルメール騎手。
シュニー(牝、マインドユアビスケッツ×チカリータ、栗東・小崎厩舎)
母は2勝。おじヴェルステルキング(5勝)。札幌ダートで5F68秒台、1Fは12秒台前半で上がっている。調教をつけた武豊騎手の評価も上々のようだ。鞍上はもちろん武豊騎手。
フクチャンキング(牡、マインドユアビスケッツ×ザッハーマイン、美浦・加藤征厩舎)
半兄マインシャッツ(JRA5勝)。函館ウッドで5F66秒台の好時計をマークしている。当レースと同じ札幌ダート1700mの新馬戦(7月23日)は、マインドユアビスケッツ産駒が2頭出走し、1着ミラーオブマインド(3番人気)、3着アッチャゴーラ(11番人気)と、ともに馬券圏内。当レースも、前記シュニー、フクチャンキングともに期待がかかる。
◆8月28日
●新潟芝1600m
クロスライセンス(牡、キズナ×トップラセイセンス、美浦・鹿戸厩舎)
母は3勝。近親スワーヴリチャード(ジャパンC、大阪杯勝ち馬)。鹿戸厩舎らしく余力を残した調教で、1週前はウッド5F71秒3-11秒6。2、3週前はウッドで5F68秒台を出している。鞍上は池添騎手。
●新潟ダート1200m
ミルレーヴ(牝、ダノンシャンティ×ミステリアスオーラ、美浦・上原厩舎)
半兄ミステリオーソ(現4勝)。2週前はウッドで6F82秒の好タイム。1週前は終いに重点を置き6F86秒8-11秒5と、速い上りで締めている。初戦から好結果を求めたい。
●小倉芝1800m(牝馬限定)
コナコースト(牝、キタサンブラック×コナブリュワーズ、栗東・清水久厩舎)
母は4勝。おじロシュフォール(4勝、新潟大賞典3着)、テオドール(5勝)。CW6F81秒5-66秒5-11秒5の好時計で、併せた古馬に先着。デビュー勝ちへ向け、一歩前進だ。鞍上は鮫島克駿騎手。
ダンザンレーヴ(牝、リオンディーズ×レーヴデトワール、栗東・吉田厩舎)
母は紫苑S1着。おばレーヴディソール(阪神JF勝ち馬)、おじレーヴミストラル(GⅡ2勝)、アプレザンレーヴ(青葉賞勝ち馬)。CW5F71秒1-13秒3で併せた新馬に遅れ。まだ速めの本数が少ないので、これから変わっていくだろう。鞍上は藤岡佑騎手。
メテオリート(牝、ドレフォン×メテオーリカ、栗東・吉岡厩舎)
母は2勝。近親アルピニズム(4勝)。1週前は芝で5F70秒を切る程度で、終い重点の時計。8月13日にはCWで終い重点に、古馬3勝クラスに先着している。鞍上は西村騎手。
●小倉芝1200m
アラモードジェンヌ(牝、ドレフォン×グルーヴァー、栗東・高橋義厩舎)
3代母はエアグルーヴ(天皇賞・秋、オークス勝ち馬)、近親ドゥラメンテ(ダービー、皐月賞勝ち馬)、アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2勝)、ルーラーシップ(香港GⅠ勝ち馬)。1週前時点では、調教は目立っていないが、速めの本数が少なく、レースまでに変身は可能だ。
●札幌芝1800m
フォトンブルー(牡、ハーツクライ×シルヴァースカヤ、栗東・武幸厩舎)
半兄シルバーステート(4勝)、シルヴェリオ(現3勝)、ヘンリーバローズ(1勝)。セレクトセール1億4850万円(税込)。札幌入り後は本馬場をメインに追い切られ、ともに5F65秒前後の時計をマーク。動きも良好のようだ。
エルデストサン(牡、ジャスタウェイ×イイナヅケ、栗東・須貝厩舎)
近親にダービー馬ワグネリアン、先日の小倉記念を勝ったマリアエレーナがいる。「まだ父ほど切れる印象はないが、追って渋太い走りを見せる。1週前追い切りはソダシの併せ馬を務めるなど、期待値の高さは伝わってくる」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
◆新規入厩
インタクト(牡、ハーツクライ×ロードクロサイト、栗東・矢作厩舎)
半兄コントレイル(GⅠ5勝)
アッシュフォード(牡、ハーツクライ×ハーレクイーン、栗東・藤原英厩舎)
母はGⅠイギリスオークス、アイルランドオークスともに3着
サファイア(牝、ロードカナロア×イサベル、栗東・辻野厩舎)
母は4勝。半姉アールドヴィーブル(クイーンC2着)、おじアドミラブル(青葉賞勝ち馬、ダービー3着)
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