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【2歳馬情報】夏競馬もいよいよ最終週!日曜新潟を中心に素質馬が多数スタンバイ!
2022/8/29(月)
いよいよ夏競馬も最終週。来週からは本場開催も始まり、秋のG1へ向けて有力馬も続々と出走してくるだろう。今週注目の若駒たちは芝レースを中心に多数デビューを予定。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が有力馬を紹介していく。
◆9月3日
●新潟芝2000m
ホウオウドラッカー(牡、ドレフォン×ホウオウパフューム、美浦・奥村武厩舎)
母は3勝で、フローラSでは1番人気に推されている。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、ウッドコースで内目を回り6F83秒2-66秒8-11秒6。「ジョッキー騎乗で長めから3頭併せ。相手が3歳未勝利クラスだったとはいえ、大きく追走からの楽々先着。加速の際のフットワークと弾け方がいいと」は現地記者の話。鞍上は田辺騎手。
●小倉芝1200m
ダンシングニードル(牝、ファインニードル×ダンシングワンダー、栗東・斉藤崇厩舎)
母は4勝、うち2勝を千直コースで挙げた快足馬。坂路を中心に仕上げられ、時計は53秒2-12秒2で、併せた相手に先着。時計も上々で、初戦から好勝負を期待できる。
●札幌芝1500m
アスクエピソード(牡、ハーツクライ×ネヴァーピリオド、栗東・藤原英厩舎)
半姉ストレイトガール(ヴィクトリアマイル2回、スプリンターズS勝ち馬)。時計の出にくい函館ウッドでも5F66~67秒台の時計をマークする脚力を披露。1週前の札幌芝コースでも、いい動きを見せたようだ。「先週まで函館で入念に乗り込まれ、1週前に現地の札幌入り。父がハーツクライに替わったが、コンパクトな作りで姉同様にスプリントからマイルが活躍の場か」とは記者の話。鞍上は藤岡佑騎手。
ブライトサイン(牝、ハービンジャー×アウェイク、栗東・須貝厩舎)
母はフローラS3着。おじゴスホークケン(朝日杯FS勝ち馬)。先のセレクトセールでは、1歳の半弟が2億6000万円(父エピファイネイア、金子真人HD)、当歳の半弟が3億1000万円(父ブリックスアンドモルタル、国本哲秀氏)の高額で落札されている。栗東坂路で52秒6の好時計をマークするなど、ある程度仕上げて函館入り。その後も好内容の調教をこなしている。鞍上はルメール騎手。
◆9月4日
●新潟芝1800m
ウィンターダフネ(牝、ブラックタイド×ウィンターコスモス、美浦・国枝厩舎)
半兄アイスバブル(重賞2着3回)、ポポカテペトル(5勝、菊花賞3着)、グリュイエール(5勝、エプソムC3着)、おじマウントロブソン(スプリングS勝ち馬)、おばミヤマザクラ(クイーンC勝ち馬)。調教は、内を回ったこともありウッド6F80秒5-64秒2-12秒2の好時計をマーク。2週前はサクセッション、1週前はサークルオブライフと併せられており、期待の高さが伝わってくる。
レッドマグナス(牡、ドゥラメンテ×シックスイス、栗東・藤原英厩舎)
母はアルゼンチンGⅢ勝ち馬。近親マカヒキ(ダービー馬)。社台牧場の生産馬なのに、ノーザンF(育成)で好評価だったことから、POGでも人気になった馬。調教は坂路55秒5-12秒4で、併せた相手に遅れ。2週前もCWで僅かに遅れている。ここから更に変わり身を見せていきたい。鞍上は岩田康騎手。
オールアイズオン(牡、キズナ×キズナⅡ、美浦・蛯名厩舎)
半兄ボーンジーニアス(3勝)。父、母ともに同じ馬名(母はⅡ)で話題となった。「7月中旬から乗り込み量は豊富。目一杯に攻めてはいないが、筋肉質な好馬体が目立つ。マイラーの印象はなく、中距離以上あって良さそう」とは現地記者の話。鞍上は柴田善臣騎手。
ロコルルハーツ(牡、ハーツクライ×フォーチュンワード、美浦・大竹厩舎)
半兄グレイトパール(重賞2勝)。美浦ウッド6F81秒3-66秒2-12秒2と、大竹厩舎らしく速い時計をマーク。好メンバーが揃いそうな新馬戦だが、この時計なら好戦可能だ。
シャンデル(牝、マジェスティックウォリアー×シャンデリアスピン、美浦・青木厩舎)
祖母ダンスインザムード(桜花賞、ヴィクトリアマイル勝ち馬)、おばダンスファンタジア(フェアリーS勝ち馬)、カイザーバル(秋華賞3着)。調教は、ウッド5F68秒8-12秒1。デビューへ向け、調教時計も詰まってきている。鞍上は池添騎手。
●新潟芝1400m
アヘッド(牝、Frankel×Blanc Bonheur、栗東・中竹厩舎)
母は重賞2勝。おじビアンフェ(重賞3勝)、エントシャイデン(フランスGⅠフォレ賞3着)。調教は坂路が中心。ここまで終い1F13秒を切ることはなかったが、1週前になって54秒2-12秒5の時計を出し、上昇が窺える。
グレンハイウェイ(牝、ジャスタウェイ×アナアメリカーナ、栗東・畑端厩舎)
半兄メイソンジュニア(ニュージーランドT2着)。CW5F69秒5-11秒6。初めて一杯に追って、終い11秒6なら上々だ。鞍上は戸崎騎手を予定。
フライウィズミー(牝、ヴィクトワールピサ×メイビーフォーエヴァー、美浦・小島茂厩舎)
半兄エクセルシオール(福島2歳S1着)、プレイズエターナル(5勝)。調教はウッド6F84秒4-66秒7-12秒4。速めの本数が少なく、まだまだ上積みは見込める。
●小倉芝1800m
ドウフォルス(牡、ハーツクライ×スカイダイヤモンズ、栗東・友道厩舎)
母は北米GⅡ勝ち馬。CW6F81秒6-11秒8で、併せたリアドに遅れたが、6F81秒台を出せれば十分だろう。馬名がダービー馬ドウデュースに似ているが、デビュー戦、馬主(キーファーズとインゼルは同グループ)、厩舎(友道)、鞍上(武豊騎手)、父親(ハーツクライ)と重なる部分は多々あり、母馬の名前も似ている。ここまで揃ったら、ドウデュースに近い活躍を期待してしまう。
パンデアスカル(牡、モーリス×コルコバード、栗東・高野厩舎)
母は5勝。春に一度トレセンに入った時点(4月)で、坂路53秒6をマークしていた馬。そこを考えるともう少し速い時計を出してほしかったが、それでも坂路53秒4-12秒3なら悪くはない。鞍上は福永騎手。
グランデスフィーダ(牡、ドゥラメンテ×シスタリーラヴ、栗東・池江厩舎)
半兄ディープモンスター(現3勝、菊花賞5着)、ダノンアレー(現3勝)。調教はCW6F81秒9-67秒6-11秒3。3頭併せで遅れたが、時計自体は水準レベルをクリアしている。
◆新規入厩
リアルデグニティ(牡、リアルスティール×バランセラ、美浦・萩原厩舎)
半姉ビッシュ(紫苑S勝ち馬、オークス3着)
ポルカリズム(牡、ロードカナロア×フロアクラフト、栗東・中内田厩舎)
母は4勝、オークス5着。おばコントラチェック(重賞3勝)、バウンスシャッセ(重賞3勝、オークス3着)、おじムーンクエイク(京王杯SC勝ち馬)
ベルビューポイント(牝、キタサンブラック×ドバウィハイツ、栗東・高野厩舎)
半姉リバティハイツ(フィリーズレビュー勝ち馬)、半兄ランドオブリバティ(現3勝、芙蓉S1着)
ビヨンドザヴァレー(牝、イスラボニータ×リリーオブザヴァレー、栗東・橋口厩舎)
半兄ヴァンキッシュラン(青葉賞勝ち馬)
ステラデルシエロ(牡、ダイワメジャー×サザンスターズ、美浦・畠山厩舎)
半姉スターズオンアース(桜花賞、オークス勝ち馬)
ソールオリエンス(牡、キタサンブラック×スキア、美浦・手塚厩舎)
半兄ヴァンドギャルド(富士S勝ち馬、ドバイターフ2着)
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