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【2歳馬情報】今週もG1馬を兄姉にもつ良血2歳馬たちが続々登場!
2022/10/10(月)
阪神競馬場にてG1・秋華賞が行われる今週末。兄姉に活躍馬をもつ良血の2歳馬たちも出走を予定している。そんな注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆10月15日
●東京芝2000m
スキルヴィング(牡、キタサンブラック×ロスヴァイセ、美浦・木村厩舎)
母は3勝。近親ディアドラ(秋華賞、イギリスGⅠナッソーS勝ち馬)、ソングライン(現5勝、安田記念勝ち馬)、ロジユニヴァース(日本ダービー勝ち馬)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、ウッド6F83秒8-68秒0-11秒8で、新馬勝ちのウンブライルと併入している。「まだ緩さがあり、気性的にも子供っぽいだけに完成度は遅そうだが、それでも水準値には優に達する。前進気勢の強い母系だが、父の良さが受け継がれれば、中距離までこなせていい」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
リーゼノアール(牡、エピファネイア×スリーアロー、美浦・国枝厩舎)
母はJRA3勝。おじサトノパンサー(5勝)。調教はウッド6F84秒1-66秒5-11秒6の時計を出し、3頭併せで併入。国枝厩舎なので内目をまわっているが、そこを考慮しても悪くない時計だ。鞍上は横山武史騎手。
ヒシタイカン(牡、モーリス×リュラ、美浦・堀厩舎)
おばハープスター(桜花賞勝ち馬)。セレクトセールの落札額は1億120万円(税込)。調教はウッド6F84秒5-67秒6-12秒4で、併せた2頭に遅れ。1週前も時計こそ出たが併せ馬では遅れており、もう一段階上げていきたい。
●東京芝1600m
シュタールヴィント(牡、ロードカナロア×マルセリーナ、栗東・矢作厩舎)
母は桜花賞馬。半兄ラストドラフト(現2勝、京成杯勝ち馬)、ヒートオンビート(現4勝、重賞2着3回)、おじグランデッツァ(重賞3勝)。CW6F83秒5-67秒6-11秒9で、GⅡ2着の実績馬パーソナルハイに先着。一族は早くから結果を出している馬が多く、本馬も新馬戦から好結果を期待をしたい。鞍上は坂井騎手。
ポルトロッソ(牝、リアルスティール×ポルトフィーノ、美浦・宮田厩舎)
母は3勝(エルフィンS1着)。半兄ポルトドートウィユ(重賞2着2回)、おばアドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2勝)、おじルーラーシップ(香港GⅠ勝ち馬)。調教はウッド5F69秒0-12秒0で、古馬2勝クラスと併入している。「母の産駒は総じて気難しいだけに稽古は加減しつつだが、スピードとパワー感十分の走り。父母の血統から距離は保たなそうでマイルが最適」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
エエヤン(牡、シルバーステート×シルクヴィーナス、美浦・伊藤大厩舎)
半兄プレイアンドリアル(京成杯勝ち馬)、半姉カイトゲニー(現3勝)。調教はウッド5F67秒5-11秒5で、古馬1勝クラスに先着。2週前の坂路も良かったが、1週前も上々の時計が出ている。
ランドグリーズ(牝、イスラボニータ×アラドヴァル、美浦・和田勇厩舎)
母は2勝。近親ハーツクライ(有馬記念、ドバイシーマクラシック勝ち馬)。1週前はウッド5F67秒5-12秒3、2週前はウッド5F66秒の好タイムをマークしており、いいイメージで進んでいる。鞍上はデムーロ騎手。
●阪神芝1600m
ダノンバビル(ロードカナロア×レキシールー、栗東・中内田厩舎)
全兄ダノンスコーピオン(NHKマイルC勝ち馬)。調教は併せた相手に遅れたものの、CW6F81秒0-66秒5-11秒5の好時計をマーク。GⅠ勝ちの兄のように初戦から強い競馬を見せたい。鞍上は川田騎手。
カネフラ(牡、グランデッツァ×ラカ、栗東・高橋康厩舎)
半兄マサハヤニース(現平地1勝、障害1勝)、祖母ダンスパートナー(オークス、エリザベス女王杯勝ち馬)、おじフェデラリスト(重賞2勝)。CW5F68秒5-11秒3で、古馬1勝クラスに先着。終いの速さから、デビュー戦も父譲りの末脚に注目したい。鞍上は鮫島克駿騎手。
●阪神ダート1800m
ミオカーロ(牡、キズナ×ジョウノカーラ、栗東・清水久厩舎)
曾祖母アプトスターは、北米GⅠエイコーンS勝ち馬。10月8日のダート戦を予定していたが、外傷を負ったため、1週延ばして当レースを予定。調教はCW6F80秒0-66秒4-13秒1。終いはかかったが、全体時計の80秒は優秀だ。鞍上は川田騎手。
●新潟芝1600m(牝馬限定)
メロパール(牝、キンシャサノキセキ×エイシンピカデリー、栗東・本田厩舎)
半姉パウオレ(現2勝)。調教はCW6F80秒2-65秒4-11秒9の速い時計をマーク。初戦から結果を出せる仕上がりにある。
クルチェット(牝、サトノアラジン×クルソラ、栗東・辻野厩舎)
半姉クルミナル(桜花賞2着、オークス3着)、半兄ピオネロ(シリウスS2着)、セレシオン(現3勝)。調教はCW5F70秒1-12秒4で、併せた2頭に遅れ。あと1週で詰めていきたい。
◆10月16日
●東京芝1400m
ライツフォル(牡、ミッキーアイル×シャルマント、栗東・高橋義厩舎)
おばディアドラ(秋華賞、イギリスGⅠナッソーS勝ち馬)、おじオデュッセウス(POG期間内にオープン特別2勝)、リューベック(現2勝、ニュージーランドT3着)。2週前までは坂路主体だったが、1週前はCWに切り替え6F82秒5-68秒0-12秒5で、併せた新馬に先着。6F82秒台が出ていれば大丈夫だろう。鞍上は藤岡佑騎手。
ティックルハート(牝、ドレフォン×ティックルコード、美浦・高木厩舎)
母は3勝。おばアンジュデジール(交流GⅠJBCレディスクラシック勝ち馬)、おじアルドーレ(現6勝)。調教はウッド6F84秒5-67秒7-11秒9。9月半ばにはウッドで水準レベルの時計を出しており、仕上がりは順調に進んでいる。鞍上は菅原明騎手。
●阪神芝2000m
ルモンドブリエ(牡、エピファネイア×ラクレソニエール、栗東・友道厩舎)
母はフランスオークス、フランス2000ギニー(ともにGⅠ)勝ち馬。CW6F82秒8-67秒2-11秒4の時計で、菊花賞出走予定のセレシオンと併入、菊花賞デーにデビュー予定の良血サトノグランツに先着。2週前は目立たなかったが、1週前になって上向いてきた。「稽古は長めからしっかり負荷をかけられており、乗り込みは量も質も十分。伸びやかなフットワークで中距離以上が活躍の場と見る。初戦から好勝負を期待したい」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
●新潟ダート1200m
エレガントムーン(牝、カレンブラックヒル×ムーンフェイズ、栗東・牧浦厩舎)
母は3勝。半兄オウケンムーン(共同通信杯勝ち馬)、おじタガノマイバッハ(大阪杯など重賞2勝)。調教はCW6F81秒8-66秒3-12秒1を余裕十分でマークし、古馬2勝クラスに併入。デビュー勝ちへ向け大きく前進だ。鞍上は西村淳騎手。
◆新規入厩
ライトクオンタム(牝、ディープインパクト×イルミナント、栗東・武幸厩舎)
母は北米GⅠ勝ち馬
テネールスエルテ(牝、ロードカナロア×ミスエルテ、栗東・安田翔厩舎)
母はファンタジーS勝ち馬
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