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【2歳馬情報】今週もメジャーエンブレムの全妹など良血馬が続々登場!
2022/10/17(月)
阪神競馬場にてクラシック最終戦G1・菊花賞が行われる今週末。近親に活躍馬をもつ良血馬たちもデビューを予定している。そんな注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆10月22日
●東京芝2000m
エンパイアブーケ(牝、ダイワメジャー×キャッチータイトル、美浦・木村厩舎)
全姉メジャーエンブレム(阪神JF、NHKマイルC勝ち馬)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、ウッド5F70秒2-12秒5と時計的には軽めだが、皐月賞馬ジオグリフと併せており、陣営の高い期待感が伝わってくる。「乗り込み入念で稽古は十分な負荷。姉は前進気勢が強いスピードタイプだったが、こちらは制御が利いて早い時期なら距離は保ちそう」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
シリアルノヴェル(牡、ノヴェリスト×ダイワレジェンド、美浦・伊藤圭厩舎)
母は4勝。祖母ダイワスカーレット(有馬記念などGⅠ4勝)。1週前はウッド5F68秒0-12秒1、2週前はウッド5F67秒0-12秒1を出しており、順調に調教メニューを消化している。鞍上は横山武史騎手。
ディアマンテブルー(牡、サトノダイヤモンド×ヴィーヴァブーケ、美浦・相沢厩舎)
半兄ブラックホール(札幌2歳S勝ち馬)、半妹ライラック(現2勝、フェアリーS勝ち馬)、祖母ブルーリッジリバー(桜花賞2着)。調教はウッド6F86秒4-68秒0-12秒1。目立った時計は無いものの、長めから本数は出しており、仕上がりは良さそうだ。鞍上は戸崎騎手。
グレノークス(牝、ロードカナロア×プリンセスオブシルマー、美浦・宮田厩舎)
母はケンタッキーオークスなど北米GⅠ4勝の名牝。半兄ダノンラスター(現3勝)。坂路53秒6-12秒7で古馬に先着と、中身の濃い調教をこなしている。
●東京ダート1600m
ダグフォース(牡、ドレフォン×ケアレスウィスパー、美浦・手塚厩舎)
半兄トーセンバジル(GⅠ香港ヴァーズ3着)。調教は、ウッド5F69秒0-11秒8。速い時計は出ていないが、外目をまわってしっかり負荷はかけられている。
レディエンフェイス(牝、ハーツクライ×マイハッピーフェイス、美浦・加藤征厩舎)
母は北米GⅢ勝ち馬、CCAオークスなどGⅠ2着2回。調教はウッド6F84秒4-67秒3-11秒6。終いまでしっかり動けており、デビュー戦へ向け前進中だ。鞍上はルメール騎手。
ヴィナクローナ(牡、サトノクラウン×スクラッタ、美浦・武市厩舎)
母は3勝。おばホウオウエミーズ(現4勝)、エミーズパラダイス(川崎・ロジータ記念勝ち馬)。1週前はウッド70秒台と軽めだが、2週前はしっかり追ってウッド5F68秒4-12秒2の時計が出ている。鞍上は石橋騎手。
●阪神芝1600m
アラメダ(牝、ブラックタイド×クロウキャニオン、栗東・池江厩舎)
半兄カミノタサハラ(弥生賞勝ち馬)、ボレアス(レパードS勝ち馬)、ヨーホーレイク(現3勝、日経新春杯勝ち馬)、ストーンリッジ(現2勝、きさらぎ賞2着)。「抜群に切れる一族ではないが、追われてからの加速が良く、持久力ある伸び脚。堅実なファミリー同様にすぐに勝ち上がれそう」と記者の話。調教はCW6F82秒8-68秒1-11秒5と、終いの時計が目立つ。なお同日の牝馬限定芝1400mに回る可能性もある。
セーヌドゥレーヴ(牝、ダイワメジャー×シュヴァリエ、栗東・吉岡厩舎)
半兄ゴールドパラディン(現3勝)、半姉プリュムドール(現3勝)、おじタニノエポレット(6勝、ダイヤモンドS3着)、ハギノアレグリアス(現4勝)。1週前の坂路は56秒1-13秒3と軽めだが、8日の調教ではCW83秒6-68秒5-11秒5と、長めから行って終いも速い時計で締めている。
シングザットソング(牝、ドゥラメンテ×ザガールインザットソング、栗東・高野厩舎)
母は北米GⅡ勝ち馬。調教は速め2本目ながら坂路52秒7-12秒7をマークし、古馬2勝クラスに先着している。鞍上は吉田隼人騎手。なお菊花賞デーの阪神芝1800mに回る可能性もある。
●阪神芝1400m(牝馬限定)
サンポーニャ(牝、モーリス×テンダリーヴォイス、栗東・池江厩舎)
母は2勝(アネモネS1着)、半姉マリアエレーナ(小倉記念勝ち馬)。調教はCW6F82秒9-68秒1-11秒4。終いの時計を詰め、更なる良化がうかがえる。なお同日の阪神マイル戦に回る可能性もある。
ジューンオレンジ(牝、ジャスタウェイ×アドマイヤサブリナ、栗東・長谷川厩舎)
母は3勝。半兄ジューンベロシティ(2勝)、おじアドマイヤビクター(4勝)。坂路52秒7-11秒8と終いに秀逸の時計をマーク。因みに同日、坂路1F12秒を切った馬は本馬を含め7頭いて、うち4頭は古馬オープン馬と価値は大だ。
アズワンウイッシュ(牝、ロードカナロア×ケンホープ、栗東・庄野厩舎)
半姉プールヴィル(フィリーズレビュー勝ち馬)。坂路56~57秒台の軽めの時計が続いていたが、1週前は武豊騎手が騎乗して54秒0-12秒7。重めの馬場にもめげず、しっかり時計を詰めてきている。鞍上は武豊騎手。
ローズバルサム(牝、ブラックタイド×サリエル、栗東・吉村厩舎)
母は4勝、ファルコンS3着。半兄リメイク(現4勝、交流GⅢ2着)。坂路主体から、1週前はCWに切り替えて6F81秒3-66秒1-12秒0の好時計をマークし、3頭併せで最先着。いい状態でデビューを迎えられそうだ。
◆10月23日
●東京芝1800m
ロジプロパー(牡、ドレフォン×ダイワプロバー、美浦・古賀慎厩舎)
母は3勝。おばレーヌミノル(桜花賞勝ち馬)。1週前の時は平凡も、10月9日はウッド6F83秒0-67秒3-11秒5と、終いまでしっかり時計が出ている。
ネイビー(牝、サトノダイヤモンド×ヴィクタシア、美浦・国枝厩舎)
母は3勝、おじサトノプリンシパル(レパードS2着)。ウッド6F85秒3-67秒6-12秒1。調教内容や厩舎の傾向から初戦は微妙も、先々は走ってきそうな雰囲気だ。
●東京芝1400m
フォーカルフラワー(牝、ロードカナロア×ソラリア、美浦・国枝厩舎)
半姉カレンブーケドール(ジャパンCなどGⅠ2着3回)。調教はウッド6F84秒0-67秒5-12秒0。「父がロードカナロアに替わり、スピードと軽さが強調されたタイプの印象。姉は馬格もあって2400mまで保ったがこちらはマイラータイプ」とは記者の話。鞍上は津村騎手。
フェーレンベルク(牡、エイシンフラッシュ×エクラミレネール、美浦・高橋裕厩舎)
母は3勝、ニュージーランドT3着。1週前は終い重点にウッド1F11秒5。2週前はウッド5F66秒9-11秒5と、全体、終いともに上々の時計が出ている。
●阪神芝1800m
サトノグランツ(牡、サトノダイヤモンド×チェリーコレクト、栗東・友道厩舎)
半兄ワーケア(ホープフルS3着)、クロンターフ(3勝)、半姉ダイアナブライト(交流GⅢ勝ち馬)、ダノングレース(福島牝馬S3着)。調教はCW6F84秒3-69秒5-11秒8。ここまで目立った時計は出ていないが、友道厩舎の他の新馬と比較しても本数は多く、仕上がりは進んでいる。鞍上はルメール騎手。
ハイアーレルム(牝、ハーツクライ×インナーレルム、栗東・安田隆厩舎)
半姉イントリケイトリー(アイルランドGⅠ勝ち馬)、おじロックオブジブラルタル(GⅠ7勝、全欧年度代表馬)。坂路51秒5-12秒6と好時計を出し、新馬勝ちへ向け1歩前進だ。鞍上は北村友騎手。
コレペティトール(牡、ジャスタウェイ×ベガスナイト、栗東・中竹厩舎)
母は3勝。半兄アメリカズカップ(きさらぎ賞勝ち馬)、キングオブドラゴン(現4勝)。調教は坂路54秒3-12秒6。2週前に比べ終いの時計が詰まっており、良化は進んでいる。
ハギノアルデバラン(牡、ジャスタウェイ×ハギノアーク、栗東・鮫島厩舎)
半兄ハギノアトラス(現4勝)、おじハギノリベラ(5勝)。調教はCW6F81秒7-66秒1-11秒7。2週前から大きく時計を詰め、デビューへ向け変わり身は大きい。
エルトンバローズ(牡、ディープブリランテ×ショウナンカラット、栗東・杉山晴厩舎)
祖母ニュースヴァリュー(6勝、札幌スプリントS2着)。調教はCW6F82秒6-66秒7-11秒6を楽にマーク。初戦から期待できるだけの時計は出ている。鞍上は福永騎手。
●阪神ダート1200m
タカネノハナコサン(牝、カレンブラックヒル×ジャムトウショウ、栗東・飯田厩舎)
近親サヤカチャン(アルテミスS2着)。坂路51秒9-12秒0の好時計をマーク。坂路の時計はダート短距離戦の結果に結びつきやすいので、初戦から楽しみだ。
●新潟ダート1800m
ピックアップライン(牡、ロゴタイプ×ラブリリック、美浦・田中剛厩舎)
半姉エールソヴール(現2勝)、おじロールオブザダイス(平安S勝ち馬)。ウッド5F68秒5-12秒5。速めの本数が少ないので、まだまだ上昇の余地はある。鞍上は横山琉騎手。
◆新規入厩
ペリファーニア(牝、モーリス×ケイティーズハート、美浦・鹿戸厩舎)
半兄エフフォーリア(有馬記念など重賞3勝)
フレーヴァード(牡、モーリス×ルージュバック、美浦・大竹厩舎)
母は重賞4勝、オークス2着。おじポタジェ(大阪杯勝ち馬)
グランデアマポーラ(牝、ヘニーヒューズ×リトルアマポーラ、美浦・鹿戸厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬
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