【エリザベス女王杯】過去5年で4勝!「勝利の方程式」から浮上した意外な逆転候補

名手C.デムーロ騎手とのコンビで参戦するジェラルディーナ

名手C.デムーロ騎手とのコンビで参戦するジェラルディーナ


今年のエリザベス女王杯(G1、阪神芝2200m)にはC.ルメール、M.デムーロ騎手だけでなく、短期免許で来日中のC.デムーロ騎手に加えて、今週からR.ムーア、D.レーン騎手が参戦!

さらに2011年1着スノーフェアリー以来、11年ぶりに出走する外国馬マジカルラグーンに騎乗するため愛国の名手フォーリー騎手がスポット参戦。フルゲート18頭中3分の1となる6頭に「カタカナ騎手」が騎乗予定です。

「なんの話だ?」と思わないでください。エリザベス女王杯は外国人ジョッキーの騎乗馬が過去5年で4勝!出走馬の約3頭に1頭が馬券に絡んでいるのをご存知でしたか?

▼エリザベス女王杯の外国人騎手成績(過去5年)
[4-0-3-10]複勝率41.1%

●20年
1着 ラッキーライラック(1人気)
→C.ルメール騎手

3着 ラヴズオンリーユー(3人気)
→M.デムーロ騎手

●19年
1着 ラッキーライラック(3人気)
→C.スミヨン騎手

●18年
1着 リスグラシュー(3人気)
→J.モレイラ騎手

●17年
1着 モズカッチャン(5人気)
→M.デムーロ騎手

短期免許で来日する外国人ジョッキーは母国で突出した成績を残さなければ申請が認められない狭き門。そのため来日資格を満たすのは世界的名手に限られるのが特徴です。

例えば2018年1着リスグラシューで制したJ.モレイラ騎手は香港。19年1着ラッキーライラックのスミヨン騎手は当時フランスのトップジョッキーでした。

また感染症対策により短期免許での来日が無かった2020年には、2人しかカタカナ騎手に該当しなかったC.ルメール、M.デムーロ騎手が揃って馬券内に。特に今年は上位拮抗の混戦模様だけに、例年にも増して腕達者な外国人ジョッキーの騎乗馬に要注目でしょう。

もちろんカタカナ騎手だからと言って馬が弱ければ上位に持って来るのは至難の業。事実、過去5年で馬券に絡んだ外国人ジョッキーの騎乗馬は例外なく、1~5番人気に支持される有力馬でした。

今年のエリザベス女王杯で当日1~5番人気になりそうなカタカナ騎手のお手馬は、C.デムーロ騎手が騎乗を予定しているジェラルディーナが最有力候補。G1競走7勝の女傑ジェンティルドンナ産駒の良血だけにレースぶりから目が離せません!