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【2歳馬情報】東京開催最終週!ジャパンCデーの新馬に良血馬集結!
2022/11/21(月)
今週で東京開催も終了。来週から中山開催が始まり、いよいよ冬が始まる。ジャパンカップが行われる東京競馬場には良血馬が集結し、見応えあるレースが多くなりそうだ。注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆11月26日
●東京芝1600m
レイベリング(牡、Frankel×Noyelles、美浦・鹿戸厩舎)
近親に香港ヴァーズの勝ち馬ドミナントいる。1週前調教(以降も、調教は主に1週前のもの)はウッド5F70秒2-12秒0。「この厩舎らしく長めから軽め中心の調整だが、その中でも余りあるスピードが見え隠れ。前進気勢に溢れてマイラーとしての資質は高そう」と記者の話。鞍上はギュイヨン騎手。
ショウナンアビアス(牡、ドレフォン×ショウナンカサロ、美浦・尾関厩舎)
母は4勝。近親ショウナンナデシコ(交流含む現9勝、交流G1かしわ記念勝ち馬)。3週連続でウッド6F82~83秒台をマーク。1週前は82秒7-11秒8で、G1馬グローリーヴェイズと併入している。
ブラックポイント(牡、リオンディーズ×カービングパス、美浦・萩原厩舎)
母は3勝。おじコディーノ(重賞2勝、皐月賞3着)、おばチェッキーノ(フローラS勝ち馬、オークス2着)。ウッド6F84秒1-11秒9で、併せた新馬に先着。外目をまわっての時計なので、水準レベルにあると見ていいだろう。鞍上はルメール騎手。
マンスール(牡、サトノアラジン×バシマー、美浦・栗田厩舎)
めいモリアーナ(現2戦2勝、コスモス賞1着)、近親ディープインパクト(G1を7勝)。調教はウッド5F67秒2-11秒9。2週前も水準レベルに達する時計を出しており、調整は順調のようだ。鞍上はマーカンド騎手。
●東京ダート1600m
ヴァリドゥス(牡、オルフェーヴル×ヴァリディオル、美浦・堀厩舎)
半姉アンドラステ(中京記念勝ち馬)、半兄ヴァリアメンテ(現4勝)。調教はウッド5F67秒2-11秒6。古馬を相手に遅れたが追走したもので、時計も水準レベルには達している。鞍上はレーン騎手。
●阪神芝1600m
アスクビートルズ(牡、Frankel×ストレイトガール、栗東・藤原英厩舎)
母はヴィクトリアマイル(2回)、スプリンターズS勝ち馬。9月から時計を出しており、仕上がりは他馬をリード。2週前のCWも好内容だが、1週前の坂路も51秒7-11秒9の好時計を出しており、初戦勝ちを決めたい。
クファシル(牡、モーリス×グルヴェイグ、栗東・池添学厩舎)
母はマーメイドS勝ち馬。半姉アンドヴァラナウト(現3勝、ローズS勝ち馬、秋華賞3着)、ゴルトベルク(4勝)。2週前までは全体時計も抑え気味だったが、1週前はCW6F81秒2-11秒8の好時計と、大幅に前進してきた。初戦から好勝負できる態勢にある。鞍上はムーア騎手。
デッドリー(牝、Roaring Lion×Heartless、栗東・中内田厩舎)
おじトレジャービーチ(アメリカ、アイルランドでG1勝ち、イギリスダービー2着)。坂路主体に時計を出していたが、1週前は初めてのCWで6F84秒3-11秒4。終いも上々で、デビューへ向け評価も高まってきている。
●阪神ダート1800m
フルングニル(牡、イスラボニータ×ターフドンナ、栗東・杉山晴厩舎)
母はG1ドイツオークス勝ち馬。半姉エリザベスタワー(現2勝、チューリップ賞勝ち馬)。牧場では570キロ以上もあった大型馬。脚元も考慮し、まずはダート戦デビューを選択した。調教はCW6F83秒5-11秒6。終いにしっかり脚を伸ばし、いいイメージで調整は進んでいる。鞍上は岩田望騎手。
オーサムリザルト(牝、Justify×Blossomed、栗東・池江厩舎)
半姉シッピカンハーバー(北米G1勝ち馬)、近親ジュタロウ(現3勝)。CWで6F82秒2-11秒4の好時計が出ている。鞍上は武豊騎手。
クールミラボー(牡、ドレフォン×サンソヴール、栗東・寺島厩舎)
母はJRA3勝、地方3勝、愛知杯2着。調教はCW6F86秒8-11秒4で、古馬2勝クラスに先着。終い重点とはいえ、11秒4で上がれれば合格点だ。
◆11月27日
●東京芝1800m
タスティエーラ(牡、サトノクラウン×パルティトゥーラ、美浦・堀厩舎)
母は3勝。カンパニー(天皇賞・秋などG1を2勝)、トーセンジョーダン(天皇賞・秋勝ち馬)ら活躍馬を多数輩出しているクラフティワイフの一族。調教はウッド5F66秒5-11秒3。「大き過ぎず、小さ過ぎず、均整の取れた馬体で軽さが特徴。1週前追いはウッドチップで、ムーア騎乗で好時計をマーク。終い1ハロンは11秒3の切れを披露している」と記者の話。鞍上はムーア騎手
オールマイデイズ(牡、リアルスティール×ロザリンド、美浦・木村厩舎)
半兄オーソリティ(重賞4勝、ジャパンC2着)、おじエピファネイア(ジャパンC、菊花賞勝ち馬)、サートゥルナーリア(皐月賞、ホープフルS勝ち馬)、リオンディーズ(朝日杯FS勝ち馬)。ウッド6F82秒3-11秒8で、古馬オープンと併入。「上同様にガッチリとして恵まれた好馬体。まだ肉体的に完成途上で、走りの頼りなさはあるが、古馬相手に食らいつく動き。父が変わったことで1600~2000mに適性か」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
ラレーヌデリス(牝、エピファネイア×レイリオン、栗東・安田翔厩舎)
母は2勝。おばリスグラシュー(有馬記念などGⅠ3勝)。2週前の坂路で52秒2の好時計を出し、1週前はCWで6F81秒1-11秒7。5Fは65秒を切っており、かなり速い時計を出してきた。デビュー勝ちへ意欲が伝わってくる内容だ。鞍上はCデムーロ騎手。
ステラデルシエロ(牡、ダイワメジャー×サザンスターズ、美浦・畠山厩舎)
半姉スターズオンアース(桜花賞、オークス勝ち馬)、おばソウルスターリング(オークス、阪神JF勝ち馬)、祖母スタセリタ(フランス、北米でG1を6勝)。ウッド5F66秒6-11秒7で、併せた新馬に先着。レースへ向け調教内容も向上し、楽しみは増してきている。鞍上はレーン騎手。
●阪神芝2000m
ハーパー(牝、ハーツクライ×セレスタ、栗東・友道厩舎)
半姉ヴァレーデラルナ(交流含む現5勝、交流G1JBCレディスクラシック勝ち馬)、全兄ダノンセレスタ(現3勝)。調教はCW6F83秒7-11秒4で、特に終いが目立つ。姉はダートで快進撃だが、本馬は牝馬クラシックを狙いたい。
セレクティオ(牡、ジャスタウェイ×キーポケット、栗東・橋口厩舎)
半兄キーナンバー(JRA3勝、地方1勝)、近親ローマンエンパイア(京成杯勝ち馬)。調教はCW6F77秒8-11秒9。4Fは50秒を切る猛時計をマークしている。
タフタドレープ(牝、イスラボニータ×シーエスシルク、栗東・池添学厩舎)
半兄ポッドボレット(現2勝、すみれS1着)。調教はCW6F83秒7-11秒4。全体時計も悪くなく、上り1Fは11秒4を楽にマークしているように中身は濃い。
プレドミナル(牡、エピファネイア×クルミナル、栗東・藤原英厩舎)
母は桜花賞2着、オークス3着。半姉ククナ(現2勝、アルテミスS2着)、半兄アライバル(現1勝、重賞2着2回)。1週前は芝で追い切り、5F67秒前後、1F11秒前後で上がっている。入厩直後に比べると動けるようになってきているが、POGで大人気に支持されたことを考えると物足りない面もある。レースまでに更なる変わり身を願いたい。鞍上は岩田望騎手。
●阪神ダート1200m
キミニオクル(牝、メイショウボーラー×レッドピアノ、栗東・音無厩舎)
おじカラテ(東京新聞杯、新潟記念勝ち馬)。坂路51秒8-12秒9の好時計をマーク。上りが少々かかっているが、余力を残しているので問題ない。
◆新規入厩
ホペロア(牡、ロードカナロア×ファイナルスコア、栗東・友道厩舎)
母はイタリアG1勝ち馬。半姉ノーブルスコア(チューリップ賞3着)、セレクトセール2億2000万円(税込)
ヴィンセドリス(牡、ロードカナロア×ヴィブロス、栗東・友道厩舎)
母は秋華賞、ドバイターフ勝ち馬。おじシュヴァルグラン(ジャパンC勝ち馬)、おばヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル2勝)
スカーレットアリア(牝、ロードカナロア×ダイワスカーレット、栗東・安田翔厩舎)
母は有馬記念などG1を4勝。半姉ダイワレジェンド(4勝)
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