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【2歳馬情報】中山で超良血馬が満を持してデビュー!
2022/12/5(月)
今週も中京、中山、阪神の3場開催で行われる。2023年の足音が近づく中、今週は中山競馬場で超良血馬がデビュー予定。他にも良血馬、素質馬は多数。注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆12月10日
●中山芝1600m
テンペスト(牝、ロードカナロア×シーザリオ、美浦・国枝厩舎)
母はオークス、G1アメリカンオークス勝ち馬。全兄サートゥルナーリア(皐月賞、ホープフルS勝ち馬)、半兄エピファネイア(菊花賞、ジャパンC勝ち馬)、リオンディーズ(朝日杯FS勝ち馬)。
1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は坂路51秒2-12秒7。この51秒2は、古馬も含めた水曜日の一番時計である。「スッキリと見せて軽さのある体つき。まだ体質的に弱さがあり、坂路を併用しての調整だが、スピード能力の高さは十分に窺える動き」と記者の話。鞍上は横山武史騎手。
マルディランダ(牡、イスラボニータ×マルバイユ、美浦・金成厩舎)
半姉マルセリーナ(桜花賞勝ち馬)、半兄グランデッツァ(重賞3勝)、ギャラントウォリア(現3勝)。調教はウッド5F66秒4-12秒0と、余力を残して水準レベルをクリアしている。鞍上は戸崎騎手。
ウインエレナ(牝、ロードカナロア×サマーエタニティ、美浦・畠山厩舎)
母は3勝。半兄ウインブライト(香港G1を2勝)、半姉ウインエクレール(現2勝、スイートピーS1着)、ウインファビュラス(阪神JF2着)。調教はウッド6F83秒4-12秒2。週毎に時計を詰め、デビュー戦へ向け良化が窺える。鞍上は松岡騎手。
ウインアチーヴ(牡、エピファネイア×コスモマーベラス、美浦・水野厩舎)
母は7勝、愛知杯2着。半兄ウインマーベル(現4勝、葵S勝ち馬、スプリンターズS2着)。調教はウッド6F86秒8-11秒3。終い重点とはいえ、外目をまわって1F11秒3を出せれば合格点だろう。鞍上は三浦騎手。
コントラポスト(牡、ルーラーシップ×アカンサス、美浦・菊沢厩舎)
母は4勝、福島牝馬S3着。おばカレンケカリーナ(4勝)。2週前から時計を大きく詰め、1週前のウッドでは5F66秒1-11秒5の好時計を出している。
●阪神芝2000m
ヴィラーゴスリーブ(牝、リアルスティール×ベルスリーブ、栗東・藤原英厩舎)
母は3勝。半兄ベルラップ(京都2歳S勝ち馬)、半姉カセドラルベル(4勝)。CW5F69秒0-11秒4で、新馬のメズマライジングに先着。2週前もCW1F11秒3で締めており、終いの脚に注目したい。鞍上は福永騎手。
グラングスト(牝、ドゥラメンテ×バラダセール、栗東・高野厩舎)
母はアルゼンチンのG1を2勝。半姉サトノフラッグ(弥生賞勝ち馬、菊花賞3着)、半姉サトノレイナス(桜花賞2着)。調教は坂路53秒5-12秒4。全体時計を大きく詰め、デビューへ向け前進中だ。鞍上は北村友騎手。
◆12月11日
●中山芝1800m
レシプロシティ(牝、キズナ×サプレザ、美浦・田村厩舎)
母はイギリスG1を3勝、マイルCS3着2回。半兄サトノインプレッサ(毎日杯勝ち馬)。調教はウッド5F66秒9-11秒7。「田村厩舎らしくウッドチップで強めの併せ馬を消化。入厩してからの日は浅くとも、水準以上の時計。馬体も出来ており、仕上がりは早い」と記者の話。鞍上は田辺騎手。
サトノロワ(牡、ハーツクライ×カラライナ、美浦・国枝厩舎)
母はエイコーンSなど北米G1を3勝。半姉は未勝利戦でレコード勝ちしたウィズグレイス(現1勝)。セレクトセール1億7600万円。調教はウッド6F83秒4-11秒5。「9月下旬から時計を出し始め、ここまで入念な乗り込み。徐々に負荷を強め、1週前追いは戸崎騎手を背に好時計をマーク。中長距離向きで狙うはクラシックディスタンス。徐々にエンジンがかかってきた感がある」とは記者の話。鞍上は戸崎騎手。
ダノンソレイユ(牝、ハーツクライ×マイグッドネス、美浦・萩原厩舎)
半兄ダノンキングリー(安田記念勝ち馬)、ダノンレジェンド(交流G1JBCスプリント勝ち馬)。芝で5F66秒台。2週前のウッドでは3頭併せで遅れており、レースまで更なる良化を期待したい。
アンナジーク(牝、ヴィクトワールピサ×アンナモンダ、美浦・中舘厩舎)
半姉アンナミルト(5勝)、半兄リリエンタール(4勝)。調教はウッド5F85秒0-11秒5。外目を回り、手応え十分に11秒5は上々だ。
ラテラルシンキング(牡、ハービンジャー×サプルマインド、美浦・黒岩厩舎)
母は4勝。おじスティッフェリオ(重賞3勝、天皇賞・春2着)。1週前は6F84秒9-11秒9、2週前はウッド6F82秒台を楽にマークし、仕上がりは良好だ。鞍上は永野騎手。
●阪神芝1600m
アルーリングビュー(牝、イスラボニータ×アルーリングライフ、栗東・吉村厩舎)
母は4勝。半姉アルーリングウェイ(現2勝、エルフィンS1着)。調教はCW6F81秒6-11秒5の好時計をマーク。一族は早熟性の高い馬が多く、初戦から結果を出したい。鞍上はMデムーロ騎手。
シェケラート(牝、ハーツクライ×バディーラ、栗東・須貝厩舎)
半兄ダノンプラチナ(朝日杯FS勝ち馬)。入厩後1本目の調教からいきなり坂路52秒7の好時計を出し、ユティタム(未勝利戦8馬身差で勝利)と併入。この時計を含め本数も重ねられており、1週前もCW83秒8-11秒6の時計。好仕上がりでデビューを迎えられそうだ。
フェールデレーヴ(牝、トーセンラー×デイトユアドリーム、栗東・上村厩舎)
母は4勝。半兄タイセイドレフォン(現3勝、レパードS2着)。調教は坂路52秒2-12秒5。ここへ来て時計も詰まってきており、楽しみは増している。鞍上はイーガン騎手。
ロベリア(牝、ロードカナロア×ロベルタ、栗東・池添学厩舎)
母は3勝。半兄フランツ(4勝)。おじヴィクトリー(皐月賞勝ち馬)、リンカーン(重賞3勝、G1で2着3回)。CW6F82秒3-11秒9。本数が少ないだけに、この時計でも上々だ。
◆新規入厩
アルタビスタ(牝、ロードカナロア×ブエナビスタ、栗東・松永幹厩舎)
母はジャパンCなどG1を6勝。半姉タンタラス(4勝)、ソシアルクラブ(4勝)
サトノマジック(牡、ジャスタウェイ×レーゲンボーゲン、栗東・友道厩舎)
半兄レインボーライン(天皇賞・春勝ち馬)、半姉アニメイトバイオ(ローズS勝ち馬、秋華賞2着)
アドマイヤソラ(牡、ロードカナロア×アドマイヤミヤビ、栗東・友道厩舎)
母はクイーンC勝ち馬、オークス3着
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