【金鯱賞】驚異の勝率100%!5年続けて好走中「プラチナ条件」に合致した1頭

このコースで寿Sを勝っているヤマニンサルバム

このコースで寿Sを勝っているヤマニンサルバム


金鯱賞(G2、中京芝2000m)には競馬歴の長いファンでも、意外と見逃しがちな「プラチナ条件」があります。

金鯱賞の舞台となる中京競馬場は、東京や新潟と同じく「左回り」で行われるのがポイント。JRA全10競馬場うち7つは右回りなので絶対数が少ないんです。

すなわち、左回りの競馬場でしか走らない馬にとって、中京で行われる金鯱賞は数少ないベスト条件。そのため毎年のように東京・新潟などで実績を残す「サウスポー」の激走が続出しています。

▼金鯱賞で激走した左回り巧者(過去5年)
●22年
1着 ジャックドール(1人気)
→白富士S(東京芝2000m)1着

●21年
1着 ギベオン(10人気)
→中日新聞杯(中京芝2000m)1着

3着 ポタジェ(6人気)
→白富士S(東京芝2000m)1着

●20年
2着 サトノソルタス(8人気)
→共同通信杯(東京芝1800m)2着

3着 ダイワキャグニー(6人気)
→オクトーバーS(東京芝2000m)1着など

●19年
2着 リスグラシュー (5人気)
→府中牝馬S(東京芝1800m)2着など

●18年
1着 スワーヴリチャード (1人気)
→共同通信杯(東京芝1800m)など

2着 サトノノブレス(8人気)
→中日新聞杯(中京芝2000m)1着など
※各馬の成績は当時

サラブレッドは左右どちらかで上手くコーナーを回れなかったり、本来の能力を発揮できない馬も少なくありません。

2020年3着ダイワキャグニーは典型例で、全8勝を東京でマーク。馬券に絡んだ13回のうち12回が左回りの東京または中京で、右回りでは中山で3着が1回あるだけ。同様に20年2着サトノソルタスも馬券に絡んだ6戦全て左回りの競馬場でした。

今年の金鯱賞も「サウスポー」に注目。特にヤマニンサルバムは得意の左回りを求めて東京に遠征した白富士Sでも、オープン昇級戦ながら3着に好走。今回は過去4戦4勝を誇る中京に替わるだけに、コース適性を武器に上位争いが期待できます!