日曜の2頭は力が入ります【柴田大知コラム】

柴田大知

一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。

先週のアネモネSシルヴァーゴースト(15着)は直線に入って思いのほか反応できず、持ち得る力を出し切れていない印象の負け方。距離ではなく気持ちの問題だと思いますので、極端な競馬をしたほうがいいのかもしれません。

この土曜は中山2Rカフェカズショコラに騎乗します。ゲート試験から乗せていただいており、体の緩さがあってデビューこそ遅れましたが、背中が良くていいモノを持っています。既走馬相手で読めない部分がありますが、間違いなく走ってくるはずの馬。次を見据えつつ、初戦はどこまでやれるでしょうか。

日曜も中山で2鞍に騎乗します。5Rクライノートの前走は休み明けの分で思ったより反応できませんでしたが、それでも0秒5差の5着。使ってから中間の雰囲気が凄くいいので、一歩前進のみならず勝ち負けを意識して乗ります。8Rアルママの前走は隣の馬に寄られたタイミングで怪我したことが敗因。幸い傷は深いものではなく、立て直してフレッシュ感を取り戻しています。坂路の動きも絶好だったので、同じだけレースで走ってくれれば結果はついてくるはず。

桜の開花宣言が発表されましたが、楽しみにしている僕のランニングコースは再来週くらいがピークになりそう。つい先日、偕楽園で梅まつり(写真載せます)を見に行ったことを思えば、本当に時期が早まっています。毎年、目黒川でパワーをもらうのですが、今年もそろそろですね。そんなお花見シーズンで息抜きをしつつ、週末に勢いをつけていきたいところです。