【高松宮記念】スタイル貫くキルロード、2年連続波乱の使者へ

昨年人気薄で3着に食い込んだキルロード

昨年人気薄で3着に食い込んだキルロード


高松宮記念
キルロード(セ8、美浦・田村厩舎)
高木大輔調教助手

——去年の高松宮記念では17番人気3着でした。

高木助手(以下、高):ビックリした、というのが正直なところです。枠や馬場やジョッキーの乗り方など、いろいろな面が上手く噛み合ったことが大きかったんだろうと思います。

——その後も重賞戦線で良い走りを見せました。

高:やっぱり高松宮記念3着だけで終わってしまうと「たまたまあのときだけ走ったんでしょ?」という感じでフロック視されたと思いますが、京阪杯でも2着に来ましたからね。あのレースは勝ち馬のトウシンマカオが強過ぎた印象ですし、オープンでもやれる力があるなと再認識しました。

——前走のシルクロードステークスは12着でしたが、こちらは。

高:前走はレース中に落鉄があったようですし、参考外かと思います。

★

——この中間の調整過程を教えてください。

高:高松宮までレース間隔がありますし、前走後は放牧に出してリフレッシュさせました。暑い夏場に弱いタイプで、寒くもない暑くもない今の時期はちょうど良いですよ。五十嵐騎手に乗ってもらった1週前追い切りの時計も良かったですし、極めて順調にきています。体調も含めて申し分のない状態でレースを迎えられると思います。

——最後に意気込みをお願いします。

高:失うものは何もないですからね。思い切って自分のスタイルを貫いて競馬をしてもらいたいです。