【マーチS】ハンデ戦ならではの狙い目!?好走目立つ「穴馬の共通点」を満たした人気薄2頭

中山実績もあるロードヴァレンチ

中山実績もあるロードヴァレンチ


マーチステークス(G3、中山ダ1800m)は数あるダート重賞の中でも、かなり波乱度が高め。6番人気以下の穴馬が8年連続で馬券に絡んでおり、二桁人気の激走も決して珍しくありません。

ただし、人気薄をピンポイントで絞り込むのは至難の業。特にマーチSはハンデ戦ゆえ、各馬の実力差を斤量で調整されています。どうしても難しいイメージが先行してしまいますよね。

ということで、今回は過去10年のマーチSにて「6番人気以下」で好走した12頭をブラッシュアップ。すると、実にシンプルで分かりやすい、穴馬の「共通点」があったんです!

「枠順」に注目してください。好走馬12頭のうち、半数にあたる6頭が「2枠」に入っていました!

▼「2枠」から好走した人気薄(過去10年)
13年2着 バーディバーディ(6人気)
→2枠4番

16年1着 ショウナンアポロン(8人気)
→2枠4番

17年1着 インカンテーション(10人気)
→2枠4番

18年3着 ロワジャルダン(10人気)
→2枠4番

20年3着 レピアーウィット(8人気)
→2枠4番

21年1着 レピアーウィット(6人気)
→2枠3番

そして、こちらは中山ダ1800m総合の枠順別成績になります(過去3年)。

▼中山ダ1800m・枠順別成績(過去3年)
1枠[39-48-43-612] 複勝率17.5%
2枠[63-46-51-637] 複勝率20.1%
3枠[41-58-55-676] 複勝率18.6%
4枠[67-52-59-695] 複勝率20.4%
5枠[55-76-66-709] 複勝率21.7%
6枠[73-65-69-721] 複勝率22.3%
7枠[65-72-68-739] 複勝率21.7%
8枠[75-62-67-740] 複勝率21.6%

中山ダ1800mは過去のデータを見る限り、内外の有利不利がさほど大きくないコースです。ただし「1枠」の複勝率は低下傾向が見られ、白帽はやや不利となっています。

マーチSはハンデ戦ということもあって、少しの差が結果を大きく左右します。よってロスの少ない立ち回りが重要。

内枠の中では「2枠」の複勝率・勝利数は低くないため、ハンデ戦のマーチS限定で「2枠」に入った馬は有利に働く傾向が出ていると考えられます。

今年の出走馬で「2枠」に入ったのはロードヴァレンチデルマルーヴルの2頭。いずれも当地でのコース実績があり、この枠順を活かせそうなタイプです。人気はなくとも押さえておきたい穴候補ですね!