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【マイラーズC】京都開幕週で発見!「絶好ポジション」から抜け出す馬がコレだ
2023/4/23(日)
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はマイラーズカップ(G2、京都芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>良馬場なら前残りを警戒
- <2>平均ペースで余計に前有利
久々の京都開催。良馬場であれば前が有利でしょう。おまけに直線が平坦ですから簡単には止まりません。
今回のメンバーで逃げそうなのは⑬シャイニーロックくらい。ガンガン飛ばすようなタイプではなく、かといってスローペースに落とすと後続に一気に差されてしまいますから、平均ペースと見ていいでしょう。
自在性のある③ジャスティンスカイや一貫して先行策を取っている⑫キングエルメス、切れ味よりも粘りを生かしたい⑦ガイアフォース辺りが続いて行きます。
向正面
⑬↑⑦⑫③↑
⑪⑤④①↑
⑮⑭⑩⑨↑
⑧⑥②↑
⑩シュネルマイスターや⑮ソウルラッシュなど差し馬たちにとっては開幕週の馬場が課題となるでしょう。馬群が密集するようだと捌くのも一苦労です。
堅実ではあるけど勝ち切れていない⑩シュネルマイスターは、いつもより前目で運べるようならもうひと押しが利きそうなイメージ。ルメール騎手はどういう競馬に持ち込むでしょうか。
大外の⑮ソウルラッシュは、外から被されることなく自分のリズムで好きなポジションを取ることができるので、もう少し前で運べるかもしれません。
内外で馬場差がない場合は、距離ロスなく立ち回れる内目の方が基本的には有利です。
展開が動くのは下り坂を下った4コーナー辺り。ただ、ジョッキーも土日の馬場傾向を把握した上での騎乗になるので、よほど前が有利ということなら下り坂を使って早めに進出する可能性もあります。
直線入口
⑬↑⑦⑫③ ↑
⑮⑪⑤④①↑
⑭⑩ ⑨↑
⑧⑥②↑
最後の直線距離は404m。レース中盤も出入りが激しくなるような展開にはならず、そのまま直線勝負。展開的に逃げ・先行馬は余裕を持って走ることができているため、余力は十分に残っているでしょう。
そうなれば脚質の利がある③ジャスティンスカイの押し切りが期待できます。この中間もしっかり調教を消化していて初戦から動ける仕上がり。腹回りが締まって脚の回転にも切れが感じられます。安田記念に進むためには勝つしかないでしょうから川田騎手の起用を含めて勝負気配が感じられます。
そのすぐ近くで立ち回れる⑫キングエルメスは、飛びが綺麗で大きいのでスピードの持続力が持ち味。ノビノビと走らせたいですね。ペース、馬場が味方しそうな今回の条件であれば粘り込みがあっても不思議ではありません。
共に粘り込みを図る⑦ガイアフォース、直線勝負の⑩シュネルマイスターと⑮ソウルラッシュがどこまで割って入ってこれるか。
本命候補:③ジャスティンスカイ
穴馬候補:⑫キングエルメス
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をTwitterで配信しています!
(元JRA騎手)
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