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【3歳馬情報】秋以降大注目の良血馬が1勝クラスに登場!
2023/5/8(月)
G1シーズン真っただ中、来週はオークス、そして再来週は日本ダービーとビッグレースが続く。その中で3歳の条件戦も、秋のG1を占う見逃せない戦いが続く。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆5月13日
●あずさ賞(1勝クラス)・京都芝2000m
パールロード(牡、ロードカナロア×パールコード、栗東・中内田厩舎)
半姉は重賞2勝のアートハウス。1月東京の新馬戦でデビューし、同厩のロードデルレイに敗れ2着。2戦目は、2着に3馬身差をつける楽勝で勝ち上がっている。「新馬戦は取りこぼした感があったが、2戦目は断然人気に応えて快勝。最後は抑える余裕の3馬身差で、まだまだ余力があった。
春のクラシックには乗れなかったが、秋以降に台頭が期待される良血馬」と記者の話。秋へ向けて、早めに2勝目を挙げておきたい。鞍上は藤岡佑騎手。
ブレイヴロッカー(牡、ドゥラメンテ×シティイメージ、栗東・本田厩舎)
デビュー5戦目に勝ち上がり、1勝クラス昇格後も2、3、2着と善戦続き。内容も良く、前走のアザレア賞は、単勝1・5番の断然人気サヴォーナを最後まで苦しめた(クビ差2着)。近2戦は2400m戦に出走したが、3戦前は2000m戦で2着に来ており、距離短縮は問題なし。そろそろ惜敗続きにピリオドを打ちたい。
アイザックバローズ(牡、ドゥラメンテ×カーリンホーク、栗東・友道厩舎)
未勝利戦の勝ちっぷりから、大寒桜賞は格上げ初戦でも連勝可能と見ていたが、結果は3着。レース後のコメントにもあったように、不良馬場に苦しんだことが敗因だろう。2戦目にハナ差勝負をしたセオは、既に1勝クラスを卒業。こちらも負けていられない。
●1勝クラス・東京ダート2100m
クールミラボー(牡、ドレフォン×サンソヴール、栗東・寺島厩舎)
ダート戦で勝ち上がり、初芝のきさらぎ賞でも3着と好走。続く若葉Sは6着に敗れたが、勝ち馬ショウナンバシットは皐月賞5着、3、4着馬は青葉賞で3、2着と、今となってはメンバーも濃かった。今回はダート戦に戻し、2勝目を狙う。鞍上はレーン騎手を予定。
●1勝クラス(牝馬限定)・東京ダート1400m
メイデンタワー(牝、ドレフォン×アゼリ、美浦・稲垣厩舎)
母はアメリカの名牝アゼリ、半兄シルヴァンシャー(京都大賞典3着)。格上げ初戦の前走は、スタートで遅れて後方からの競馬となったが、直線で追い上げ勝ち馬から0・3秒差の5着まで詰めている。1F延長+東京コースに変わることは好材料で、前走以上の結果を望みたい。鞍上はレーン騎手。
アンスリウム(牝、リアルスティール×エクストラペトル、美浦・加藤征厩舎)
芝を4戦して勝ち上がれず、前走は初めてダート戦(中京1200m)に出走。すると好位追走から、先行勢をしっかり捉え、見事に初勝利を挙げている。1F距離は伸びるが、デビュー時はマイルで好走しており心配はない。鞍上は西村淳騎手。
●未勝利(牝馬限定)・東京芝1800m
テンペスト(牝、ロードカナロア×シーザリオ、美浦・国枝厩舎)
単勝1.3倍に支持された前走。1番枠を引き、枠なりに最内をまわったが、これがマイナスに。直線は内で動けず、進路が開くまで我慢。ようやく1F手前で進路が見つかりエンジンをかけるも、外から伸びた2頭に及ばず3着と、力を出し切れずに終わってしまった。脚元に心配のあった馬だが、間隔を詰めて使えるのだから、この点は大丈夫。スムーズに走れれば、初勝利は近い。
●未勝利・東京芝1600m
マルディランダ(牡、イスラボニータ×マルバイユ、美浦・金成厩舎)
半姉マルセリーナ(桜花賞勝ち馬)、半兄グランデッツァ(重賞3勝)。デビュー戦でホウオウビスケッツ(スプリングS2着)を半馬身差まで詰めての2着。これなら近いうちに勝ち上がれると思ったが、その後2戦はともに2着と、なかなか勝ち星に恵まれない。今度こそ初勝利を挙げたい。鞍上は戸崎騎手。
●未勝利(牝馬限定)・京都芝2000m
セレスティアリティ(牝、バゴ×アドマイヤテンバ、栗東・西村厩舎)
昨年の今頃は評判だったが、現状は未勝利。ただ最近2戦は連続2着。前走も道悪の中、最後までしっかり脚を伸ばしてきた。「集中力に欠け精神的に幼く、勝ち上がりに時間を要しているが、レースを経験しつつ内容は右肩上がり。数字が示す通り、デビュー当初より馬体にも実が入ってきた」と記者の話。一叩きして上積みが見込め、良馬場なら初勝利も近づく。鞍上は北村友騎手。
●未勝利(牝馬限定)・京都ダート1800m
グラングスト(牝、ドゥラメンテ×バラダセール、栗東・高野厩舎)
半兄サトノフラッグ(弥生賞勝ち馬、菊花賞3着)、半姉サトノレイナス(桜花賞、阪神JF2着)。兄姉は芝で活躍したが、本馬は初戦の芝2000m戦で9着に敗れると、2戦目はダート1800m戦に出走し、ハナ差2着と一変。以降もダート戦を使い、現在3戦連続2着と初勝利にもう一歩のレースが続いている。今度こそ1着を! 鞍上は坂井騎手。
◆5月14日
●1勝クラス・東京芝1800m
レーベンスティール(牡、リアルスティール×トウカイライフ、美浦・田中博厩舎)
新馬戦は、ソールオリエンスと叩き合いの末惜しくもクビ差2着。2戦目は楽に勝ち上がっている。連勝が期待された前走の1勝クラスだが、逃げたセオに頭差2着。「父譲りのバネの利いた走りで、デビュー前からポテンシャルの高さは評判の1頭。
確勝級かと思った前走だが、伏兵の大駆けにあっての2着。それでも後続には7馬身差を広げており、クラス卒業は時間の問題」と記者の話。初戦で好勝負したソールオリエンスはダービーで主役の存在。1勝クラス卒業に時間をかけていられない。鞍上はレーン騎手。
●未勝利・京都芝2000m
ラバタンシン(牡、エピファネイア×ダンスアミーガ、栗東・寺島厩舎)
ここまで8戦し、2着3回、3着2回。特に近4走は、重馬場で崩れた12着の2走前を除けば2,3,2着と更に安定感を増している。中1週だが、体調面も考慮しているはずで、予定通り出走なら問題なし。良馬場なら再度好勝負できる。
◆2歳馬新規入厩
ラケダイモーン(牡、レイデオロ×ラルケット、栗東・須貝厩舎)
半兄ステルヴィオ(マイルCS勝ち馬)、半姉ウンブライル(ニュージーランドT2着)、ステルナティーア(アルテミスS2着)。セレクトセール2億4200万円(税込)
ガルデルクラージュ(牡、ルーラーシップ×ガルデルスリール、栗東・武英厩舎)
半姉モリアーナ(クイーンC3着)
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