【葵S】昨年も好走馬をズバリ!人気薄までカバーできる「黄金データ」に当てはまった魅力ある2頭

距離短縮で前進を狙うトラベログ

距離短縮で前進を狙うトラベログ


葵ステークス(G3、京都芝1200m)は重賞に昇格した2018年以降、9番人気以下の馬が必ず1頭は馬券に絡んでおり、21年には13→3→9番人気の順で決着。大波乱となりました。

荒れる=難しい、といったイメージを抱く方も多いと思いますが、ご安心ください。

競馬ラボデータ攻略チームは『昨年もワンツー決着!高確率で馬券に絡む「黄金データ」に当てはまった伏兵候補』で2021年も傾向に当てはまっていた3着馬・ブレスレスリーをズバリ推奨!今年も同様のパターンで、穴馬をあぶり出していきましょう。

まず注目すべきは「性別」です。

▼性別成績(過去5年)
牡・セン[2-2-1-38]複勝率11.6%
牝    [3-4-3-29]複勝率25.6%

昨年も「牝馬優勢」のデータを取り上げましたが、変わらず牝馬が牡・セン馬にダブルスコアを付ける高い複勝率をキープ。出走数はさほど変わらない割に、安定して牝馬が好走していることが分かります。

馬券に絡んだ牝馬は合計10頭。そのうち1~3番人気だったのは3頭だけで、21年には13番人気のレイハリアが逃げ切りを収めているように、人気薄の激走も珍しくありません!

好走馬10頭のうち、半数を超える7頭に共通していたのが、前走で「4コーナー3番手以内」と先行策を取っていたこと。

▼「牝馬」で「前走4コーナーを1~5番手」で回った好走馬(過去5年)
22年
3着ブレスレスリー(4人気)
→前走4コーナー3番手

21年
1着レイハリア(13人気)
→前走4コーナー2番手

2着ヨカヨカ(3人気)
→前走4コーナー7番手

20年
2着レジェーロ(11人気)
→前走4コーナー5番手

19年
1着ディアンドル(1人気)
→前走4コーナー4番手

18年
1着ゴールドクイーン(9人気)
→前走4コーナー1番手

2着ラブカンプー(6人気)
→前走4コーナー2番手

葵ステークスは別定戦で、牝馬は2キロ減で出走できます。3歳春まで、特に短距離路線では牡牝の差はそこまで大きくありません。斤量が軽くなった先行力のある牝馬が好走しやすい条件が揃っているといえます。

今年は牝馬が4頭出走。上記の条件を満たしているのは、トラベログモズメイメイの2頭です。

トラベログは前走、フィリーズRで4コーナー2番手と先行したものの、ハイペースに巻き込まれ失速。展開が向けば巻き返しがあっても驚けません。

モズメイメイは桜花賞でハナを叩いて13着に敗れましたが、マイペースに持ち込んだチューリップ賞は鮮やかな逃げ切りV。スピードタイプだけに1200mへの距離短縮で残り目も十分に期待できます!