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【2歳馬情報】白毛のニュースター候補が早くも登場!
2023/6/12(月)
21年生まれ世代の新馬戦が始まって3週目。続々と評判馬が勝ち上がっている。今週も厩舎の期待馬や白毛の新たなスター候補など注目馬が揃った。評判となっている馬、そして良血馬を、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆6月17日
●2歳新馬・東京芝1400m
キアロヴェローチェ(牡、モーリス×ピュクシス、栗東・武幸厩舎)
おばアーモンドアイ(GⅠ9勝)、祖母フサイチパンドラ(エリザベス女王杯勝ち馬)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、CW6F82秒3-11秒8をマークし、デビューへ向け上位気配を示している。
ランデヴーローズ(牝、デクラレーションオブウォー×ピンクシャンパン、美浦・上原佑厩舎)
祖母ピンクカメオ(NHKマイルC勝ち馬)、近親ステイフーリッシュ(国内外でGⅠ3勝)。調教はウッド6F85秒4、終い1Fは11秒2の好タイムをマークしている。
ノヴァエクスプレス(牡、アジアエクスプレス×グリューネヴォッヘ、美浦・鈴木慎厩舎)
母は2勝。おじゴールドドリーム(交流含むGⅠ5勝)。2週前はウッド67秒5-11秒6の時計を出し、3頭併せで最先着。1週前の芝65秒台も動きは良かったようだ。鞍上は菅原明騎手を予定
オキャン(牝、カリフォルニアクローム×ジャジャマーチャン、美浦・加藤士厩舎)
半兄トゥラヴェスーラ(4勝、高松宮記念3着)、おばアストンマーチャン(スプリンターズS勝ち馬)。調教はウッド6F84秒5-12秒0。5Fでは66秒台と、水準はクリアしている。
●東京ダート1400m
アマンテビアンコ(牡、ヘニーヒューズ×ユキチャン、美浦・宮田厩舎)
母は交流重賞3勝。半姉ハイアムズビーチ(3勝)、近親ソダシ(GⅠ3勝)、メイケイエール(重賞6勝)。調教はウッド67秒8-11秒1。「長めからビジビシと稽古を積めており、1週前追いではラスト1ハロンを11秒1の瞬発力も見せた。芝もこなせそうだが、血統的にダート寄りであることは間違いない」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
●阪神ダート1200m
トラペジスト(牡、ニューイヤーズデイ×ルシルク、栗東・音無厩舎)
半兄グランシルク(京成杯AH勝ち馬)。坂路51秒1-12秒1の好時計を出し、併せた新馬に先着。初戦から好勝負必至だ。鞍上は松山騎手。
ノットイナフ(牡、マジェスティックウォリアー×クライミングローズ、栗東・浜田厩舎)
半兄フォーチュンテラー(3勝)。祖母ファレノプシス(GⅠ3勝)、近親キズナ(日本ダービー勝ち馬)。坂路53秒9-12秒3。川田騎手が調教をつけたこともあり、1週前になって時計を大きく詰めている。
●函館芝1200m(牝馬限定)
オーケーソニック(牝、カリフォルニアクローム×サイレントソニック、美浦・相沢厩舎)
母は5勝。半姉スピードオブライト(京王杯2歳S、フェアリーSともに3着)。調教時計は目立たないが、長めからの本数は多く、仕上がり悪くなさそうだ。
◆6月18日
●東京芝1600m
ボルケーノ(牡、ルーラーシップ×スピードリッパー、美浦・堀厩舎)
母は重賞2着3回。おじポップロック(目黒記念2勝、GⅠ2着3回)。「気性的に癖らしいところもなく、稽古を見るかぎり操縦性が高そうなタイプ。幼い面もそれほど見受けられず、現時点の完成度は他馬よりも一歩リード」と記者の話。ウッド6F85秒0-11秒5で、古馬に先着しており、初戦からいけそうな雰囲気だ。
レガーロデルシエロ(牡、ロードカナロア×デアレガーロ、美浦・栗田厩舎)
母は京都牝馬S勝ち馬。おばシュプリームギフト(函館SS2着)、おじロワアブソリュー(アーリントンC3着)、ベステゲシェンク(オーシャンS3着)。ウッド5F66秒6-11秒7で、併せ馬で劣勢だったが、相手が騎手騎乗では仕方ない。鞍上はルメール騎手。
ファビュラスロード(牡、ロードカナロア×ファビュラスセンス、美浦・尾関厩舎)
半姉ファビュラスギフト(3勝)、おじシャドウゲイト(シンガポールGⅠ勝ち馬)、サトノタイガー(カペラS2着)。調教はウッド6F84秒3-11秒7。2週前にも同じレベルの調教をこなしており、水準レベルにはある。鞍上は川田騎手を予定。
マウリノ(牡、レイデオロ×マウレア、美浦・手塚厩舎)
母は阪神JF3着。おばアユサン(桜花賞勝ち馬)。調教はウッド6F84秒9-11秒9。時計は地味だが、下河辺牧場調整時から評判に挙がっていた良血馬。変わり身は見込める。
●阪神芝1600m
グレッソネイ(牡、モーリス×アドマイヤローザ、栗東・高野厩舎)
母は2勝。近親ドゥラメンテ(ダービー、皐月賞勝ち馬)。「気性を考慮して追い切りは軽めが中心だが、その気になれば楽々と時計が出そう。絶対的なスピードを秘めている。父同様にマイル色が強そうなタイプ」と記者の話。 ここまで坂路で1F12秒台前半の時計を複数出しており、1週前も坂路53秒6-12秒3。鞍上は藤岡康騎手。
コートリーバウ(牝、モーリス×サングレアル、栗東・池添厩舎)
母はフローラS勝ち馬。おばブエナビスタ(GⅠ6勝)、ジョワドヴィーヴル(阪神JF勝ち馬)。坂路からCWに切り替え、6F82秒7-11秒4。全体、終いともに上々の時計を出している。
レディントン(牡、サトノアラジン×クラウンアスリート、栗東・杉山晴厩舎)
半兄ハンソデバンド(共同通信杯勝ち馬)、ウインドジャマー(4勝)。CW82秒0-11秒6の好時計。本数が少ない中で、これだけ出せれば上等だ。
イーグルノワール(牡、ブリックスアンドモルタル×アルティマブラッド、栗東・音無厩舎)
母は6勝。近親キャプテントゥーレ(皐月賞勝ち馬)、シルヴァーソニック(重賞2勝、GⅠ3着)。坂路51秒7-12秒5。併せた新馬に遅れたが、時計は水準以上だ。ブリックスアンドモルタル産駒は、2歳戦開幕から2週連続で勝利。本馬で3週連続勝利も決めたい。鞍上は西村淳騎手。
●函館芝1200m
ベルパッション(牝、ダノンレジェンド×メイショウトモシビ、栗東・西園厩舎)
半兄イコサンは1勝も、2歳オープン特別で2,3着と好走。おばメイショウオワラ(5勝)。2週前に栗東で坂路52秒8-12秒4の時計を出して函館入り。1週前の函館芝コースでは速い上りをマークしており、洋芝も合いそうだ。
◆2歳馬新規入厩
フレミングフープ(牝、ハーツクライ×シーズアタイガー、栗東・友道厩舎)
半兄ダノンザタイガー(東京スポーツ杯2歳S2着)。セレクトセール2億2000万円(税込)
モスクロッサー(牡、ハーツクライ×クリスプ、美浦・国枝厩舎)
半兄ダノンファラオ(交流GⅠジャパンダートダービー勝ち馬)
シャトーディフ(牝、モーリス×ジューヌエコール、美浦・木村厩舎)
母はデイリー2歳S、函館SS勝ち馬。近親ソングライン(GⅠ3勝)
パシフィックルート(牡、ロードカナロア×ファンディーナ、栗東・高野厩舎)
母はフラワーC勝ち馬
アスクカムオンモア(牡、ブリックスアンドモルタル×マキシマムドパリ、栗東・藤原英厩舎)
母は愛知杯、マーメイドS勝ち馬。セレクトセール1億4850万円(税込)
クランフォード(牝、ブリックスアンドモルタル×エンジェルフェイス、栗東・杉山晴厩舎)
母はフラワーC勝ち馬。半兄ロードレゼル(青葉賞2着)、おばレディアルバローザ(中山牝馬S2勝)、キャトルフィーユ(クイーンS勝ち馬)
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