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【宝塚記念】好相性の阪神で菊花賞馬アスクビクターモアが巻き返しへ!
2023/6/21(水)
菊花賞以来の勝利を目指すアスクビクターモア
■宝塚記念
アスクビクターモア
高木大輔調教助手
——前走の天皇賞春は11着でした。レースを振り返ってください。
高木助手(以下、高):前走はレース中にアクシデントがあったり、前半も他馬からプレッシャーをかけられたりとタフなレースになってしまいました。最後は抵抗出来ずに終わってしまいましたが、スタミナをロスする厳しい展開になったので致し方ないですね。
——レース直後の馬の状態はいかがでしたか。
高:着順が悪かったとはいえ、長距離輸送もありましたし、さすがに“走っていない”という状態ではなく疲れが出ていました。まずは厩舎で様子を見て、無事を確認してから山元トレセンへ放牧に出しました。向こうでしっかり疲れを取ってから調整を進めてもらいました。
——トレセンへ戻ってきてからはどのように過ごされていますか。
高:美浦トレセンの坂路コースが閉鎖しているタイミングで戻ってきたので、普段の坂路を取り入れた調整が出来なくなりました。そのため帰厩してから最初の数日は戸惑う部分がありましたが、頭の良い馬なのですぐに対応してくれて今は順調にきています。
——6/15(木)に行われた1週前追い切りの内容と動きの評価をお願いします。
高:この馬のいつも通りの調整過程で、1週前なので少し気合いをつけて直線ではトップスピードまで上げました。ゴール板を過ぎてからの余力もありましたし良い感触だったと思います。
——菊花賞以来の阪神コース、今回は内回りの2200に替わりますが。
高:阪神では菊花賞を勝たせてもらっていますし、中山コースで好成績を残していることからも阪神内回りの2200は魅力かなと思っています。ただこれから開催が進んで馬場の傷みも出てくるでしょうし、梅雨時期で当日の天候など不確定要素が多いので、現時点では何とも言えないのが正直なところです。
ただそういうトラックバイアスや天候など現時点では読みにくい要素は外してフラットな条件で考えれば、最初に話したようにこの舞台は良いのではないかと思います。
——最後に意気込みをお願いします。
高:G1馬がたくさん出ますし、非常に豪華なメンバーが揃いますね。そのなかでもイクイノックスという、現役ナンバーワンといえる馬も出走を予定しています。皐月賞、ダービーとクラシックで戦ってあの馬に先着することは出来ませんでしたし、打ち負かすのは簡単なことではありませんが、こちらもここ2戦は運に見放された部分もありますからね。
馬場コンディションや当日の天候などレースに影響する要素も多くあると思いますし、厩舎としてはトップコンディションでレースを迎えられるように準備していくことが大事だと思っています。
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